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アンジャナー
PLATE — अञ्जना
BHARATA · ヒンドゥー神話
अञ्जना

アンジャナー

アンジャニー · アンジャリー · プンジカスタラー

《幼いハヌマーンを抱くアンジャニー》青銅、パッラヴァ朝期(マトゥラー政府博物館蔵 ACCN 15-524)/撮影: Biswarup Ganguly, CC BY 3.0 CC BY 3.0

ハヌマーンの母。呪いによって天女からヴァーナラの王女となり、夫ケーサリンとともに風の神ヴァーユに祈って子を得た。幼いハヌマーンを抱く姿で表される。

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解説

概要

アンジャナー(サンスクリット अञ्जना、アンジャニー、アンジャリーとも)は、ヒンドゥー教の叙事詩『ラーマーヤナ』に登場するハヌマーンの母である。同書ではキシュキンダーの住人とされる。

ハヌマーンがアンジャネーヤ、アンジャナーヤルと呼ばれるのは、この母の名による。

神話・物語

伝えの一つによれば、アンジャナーはもとプンジカスタラーという名のアプサラス(天女)であった。聖仙ブリハスパティの呪いによって地上にヴァナラ(猿族)の王女として生まれ、ブリハスパティの子で須弥山を治める強大なヴァナラ、ケーサリンに嫁いだ。

二人は子を得ようと、風の神ヴァーユに激しい祈りを捧げる。その帰依に満足したヴァーユは、求められた恩寵を授けた。こうして生まれたのがハヌマーンである。ハヌマーンが風の神の子と呼ばれるのは、この経緯による。

呪いによって天界の存在が地上の獣として生まれ、その子が叙事詩の主要人物になるという筋は、インドの物語に繰り返し現れる型である。地上での生涯が呪いの結果でありながら、その生涯こそが物語を成り立たせている。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、パッラヴァ朝期の青銅像《幼いハヌマーンを抱くアンジャニー》である(マトゥラー政府博物館蔵、ACCN 15-524)。

単独で表されることはまれで、幼いハヌマーンを抱く姿が定型となる。子を抱く女神という図像は、ヒンドゥー教の女神像ではスカンダマーターをはじめ限られた例しかない。

ヒマーチャル・プラデーシュ州では家門の神(クラデーヴァター)として祀られる。ダラムサーラー近郊のマスレールにこの女神を祀る寺院があり、かつてこの地に留まったと信じられている。ある村人がその正体を知り、本人の意に反して他の村人に明かしたため、女神は去った。ただし去る前に、その村人を石に変えたという。その石は今も寺の外にあると伝えられる。

乗物は蠍とされる。このため、蠍に刺された者がこの女神に祈るという習俗がある。

系譜と関係

夫はケーサリン、子はハヌマーン。前世はアプサラスのプンジカスタラー。

ハヌマーンには二人の父がいるとされる。生物学上の父ケーサリンと、恩寵によって子を授けたヴァーユである。ハヌマーンがケーサリー・ナンダナ(ケーサリンの子)ともパヴァナ・プトラ(風の子)とも呼ばれるのは、この二重性による。

文化的足跡

インドネシアのジャワの影絵芝居ワヤンでは、デウィ・アンジャニの名でよく知られた登場人物である。ジャワの伝承では聖仙ゴータマの長女とされ、神器チュプ・マニク・アスタギナをめぐる姉弟の争いから、蛙として苦行する身となる。のちに風の神バターラ・バユとのあいだにマルティ——白い毛のヴァナラ——を得て、赦されて美しい姿に戻ったと語られる。

インドの叙事詩の登場人物が、ジャワの影絵芝居のなかでまったく別の系譜と物語を与えられている。『ラーマーヤナ』が東南アジアでどう作り替えられたかを示す一例である。

日本語圏では、ハヌマーンの名は『西遊記』の孫悟空との関係で言及されることがある一方、その母の名まで挙げられることはまずない。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

अञ्जना
アンジャナー
ヒンドゥー神話
हनुमान्
ハヌマーン
収載データなし
अञ्जना
アンジャナー
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資料

Wikidata
Q12989817 — 骨格データの出典
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