「五人の乙女」を意味し、朝の祈りで名を唱えれば大罪も消えるとされる五人の女性を指す。一般に行われる一覧は、アハリヤー、ドラウパディー、クンティー、ターラー、マンドーダリーの五人である。クンティーの代わりにシーターを挙げる伝えもある。注目すべきは、五人がいずれも一人の夫との貞節という通常の規範には収まらない境遇にあったことで、欺かれた者、五人の夫をもつ者、婚前に子を産んだ者、夫の死後に義弟の妃となった者、羅刹王の妃であった者が並ぶ。規範から外れた境遇にありながら讃えられるという構成そのものが、近現代の議論でしばしば取り上げられてきた。この一覧がいつ成立したかは明らかでなく、叙事詩の本文ではなく後代の祈祷文に由来するとみられる。
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