古代インドの四姓(ヴァルナ)のうち、祭官バラモンに次ぐ第二の階層で、王族と武人がこれに属する。統治と防衛を務め(ダルマ)とし、戦場で退かないこと、挑まれた勝負を断らないことが規範とされた。『マハーバーラタ』でユディシュティラが不利を承知で骰子賭博に応じるのも、カルナが御者の養子であることを理由に決闘を拒まれるのも、この規範に発している。叙事詩の主要人物のほとんどはこの階層に属し、彼らの葛藤はしばしば、武人としての務めと親族への情のあいだの矛盾として描かれる。
GLOSSARIUM · KSHATRIYA