エトルリアで前6世紀から前2世紀にかけて作られた青銅の手鏡。片面を磨いて鏡面とし、裏面に神話の場面を線刻する。現在三千点近くが知られ、そこに刻まれた神名は、文献を残さなかったエトルリア神話を知るための最大の手がかりとなっている。ギリシアの物語をエトルリア語の名で描いた例が多く、双子神カストゥルとプルトゥケもその一つである。一方、ウニが成人したヘルクレに乳を与える場面のように、ギリシアに対応を持たない図柄も現れる。多くは墓から出土し、副葬品として用いられたことが分かる。
GLOSSARIUM · ETRUSCAN MIRROR