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ヴァスダーラー
PLATE — वसुधारा
DHARMA · 仏教の尊格
वसुधारा

ヴァスダーラー

ヴァスダーラー · 黄金のターラー · 持世菩薩

ヴァスダーラー像(ネパール、1082年、鍍金銅に宝石象嵌、サックラー・ギャラリー蔵) CC0

「宝の流れ」を意味する仏教の富と豊穣の女神で「黄金のターラー」。ネパールのネワール仏教の中心的な存在。黄金色の六臂で稲穂と宝瓶を持ち足下に宝の壺を置く。ヒンドゥーのブーミデーヴィーと並行。

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解説

概要

ヴァスダーラー——名はサンスクリット語で「宝の流れ」を意味する——は、「黄金のターラー」としても知られる、仏教の富、繁栄、豊穣の女神である。

その人気はネパールで頂点に達し、カトマンドゥ盆地の仏教徒ネワール人のあいだで強い信仰を集め、ネワール仏教の中心的な存在である。多くの仏教国で崇拝される最も人気のある女神の一つであり、仏教の伝説と美術の主題である。

ネパールに起源を持つ短い真言「オーン・ヴァスダーラーヤイ・スヴァーハー」は、今日インドとその外でも唱えられる。

ブーミデーヴィーとの並行

ヴァスダーラーはしばしばヒンドゥー教の女神ブーミデーヴィーと比較される。富の女神として、両者は似た図像を持ち、豊かな収穫における役割によって崇拝される。両者とも美術において黄金の色をとり、同じ印を結び、似た物を持つ。ヴァスダーラーとプリティヴィーは、しばしば宝石を持つか、足下に宝の壺を持つ姿で描かれる。

伝説

『ヴァスダーラー・ダーラニー』は、この女神の起源を語る。貧しい在家者スチャンドラが釈迦に富を得る方法を尋ね、釈迦がヴァスダーラーの陀羅尼を授けた。スチャンドラはこれを唱えて富を得、以後この陀羅尼が伝えられたという。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ネパールの鍍金銅製ヴァスダーラー像である(1082年、サックラー・ギャラリー蔵)。

黄金色の身色で、六臂の姿で表される。右の手に与願印、念珠、宝石を持ち、左の手に経典、稲穂、宝瓶を持つ。半跏の姿勢で坐し、足下に宝の壺を置く。

稲穂と宝という持物が、農耕の豊穣と物質的な富の双方を示す。

関わる神格・伝承

ターラーの一形態。ジャンバラの配偶ともされる。ヒンドゥーのブーミデーヴィー、ラクシュミーと並行する。

文化的足跡

カトマンドゥのネワール仏教徒は、今日もヴァスダーラー・ヴラタ——女神を祀る儀礼——を家庭で営む。ネパールの仏教美術において、ヴァスダーラーは最も頻繁に造像される女神の一つである。

なおチベット仏教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその尊格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q3536166 — 骨格データの出典