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ヴァスーリマーラ
PLATE — VASOORIMALA
BHARATA · ヒンドゥー神話
VASOORIMALA

ヴァスーリマーラ

ヴァスーリマーラ · マノーダリ · Vasoorimala

ヴァスーリマーラの図/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

ケーララとコダグの天然痘を防ぐ女神。バドラカーリーに討たれた阿修羅ダーリカの妻マノーダリが、シヴァから与えられた汗の粒を女神に投げて天然痘を起こしたが、捕らえられて従者となった。病をもたらした者が病を防ぐ神として祀られる。名は「発疹の花輪」を意味する。

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解説

概要

ヴァスーリマーラ(Vasoorimala)は、ヒンドゥー教の女神で、南インドのケーララ州の多くの地域と、カルナータカ州のコダグ地方で信仰される。天然痘や水痘、麻疹といった伝染病から人々を守るとされ、バドラカーリーやシヴァの寺院に、従属する女神として祀られる。北ケーララでは、神が演者に宿る儀礼テイヤムとしても演じられる。もとは病を撒いた阿修羅の妻であり、女神に従えられて病を防ぐ側に回ったと語られる。

神話・物語

阿修羅ダーリカは、女神バドラカーリーに討たれた。その妻マノーダリは夫の仇を討とうと、苦行を重ねてシヴァに祈り、シヴァから汗の粒を授けられた。マノーダリがその汗の粒をバドラカーリーに投げつけると、女神の身体に吹き出物ができた。これが天然痘の始まりだとされる。

怒ったバドラカーリーはマノーダリを捕らえたが、殺しはしなかった。その目をえぐり、自らの従者としたのである。こうしてマノーダリは、天然痘を操る者として女神に仕えるヴァスーリマーラとなった。「ヴァスーリ」は天然痘を、「マーラ」は花輪を意味し、発疹の連なりを花輪に見立てた名である。

天然痘をもたらした者が、天然痘を防ぐ神として祀られる。北インドの天然痘の女神シータラーや、南インドのマーリアンマンも、病をもたらすと同時に病から守る女神である。

1980年、世界保健機関は天然痘の根絶を宣言した。今日のヴァスーリマーラは、水痘や麻疹など、発疹を伴う病全般から守る女神として祀られている。

図像と象徴

本サイトの主画像は、ヴァスーリマーラのテイヤムの演者である。

系譜と関係

バドラカーリーの従者で、阿修羅ダーリカの妻。シータラーと同じ型の女神である。

文化的足跡

ヴァスーリマーラのテイヤムは、今日も北マラバールで演じられている。

なおテイヤムは今日も北マラバールの共同体で営まれている生きた儀礼であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q31700303 — 骨格データの出典