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PLATE — शीतला
BHARATA · ヒンドゥー神話
शीतला

シータラー

シータラー・デーヴィー · オーラー・ビービー(ベンガル) · 冷たい者

天然痘をはじめとする発疹をともなう病を司る女神。病をもたらす者であると同時に癒す者でもある、両義的な存在。

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解説

概要

シータラー(Śītalā / शीतला)は、天然痘をはじめとする発疹をともなう病を司る女神である。名は「冷たい者」を意味する。病をもたらす者であると同時に癒す者でもあり、その両義性がこの女神の性格を規定する。北インドからベンガル、ネパールにかけて広く祀られ、南インドのマーリアンマンと同型の信仰をなし、シャクティの観念のもとで在来の病の女神が体系化された例にあたる。

神話・物語

『スカンダ・プラーナ』は、彼女がシヴァの求めに応じて生じ、扁豆(レンズ豆)の粒を携えて現れたと伝える。この粒が天然痘の発疹に見立てられる。同行したジュヴァラースラ(熱の魔神)とともに、病をもたらす者として世に降ったとされる。

ベンガルの『シータラー・マンガル・カーヴィヤ』は、彼女が自らの礼拝を人々に受け入れさせるまでの物語を語る。拒む王や商人に病をもたらし、屈服させて信仰を確立するという筋をとる。同地のマナサーをめぐる『マナサー・マンガル』と同じ型であり、周縁の女神が正統の体系へ参入する過程を物語化したものとして並べて論じられる。

病そのものを女神の訪れとみる理解が、この信仰の根底にある。発疹は女神が身に宿った徴とされ、患者は「女神が来ている」と表現される。冷やすこと、静かにすること、神像に触れぬことが求められ、治療というより歓待の作法がとられた。

図像と象徴

驢馬に乗り、箒、箕(み)、水瓶、ニームの葉の束を持つ姿で描かれる。裸形あるいは赤い衣をまとい、頭に水瓶を載せる形もある。

象徴となるのは箒と水瓶である。箒は病を掃き出す働きを、水瓶の水は熱を冷ます働きを示す。ニームの葉は今日でも発疹の看護に用いられ、図像と実践が直に対応している。

系譜と関係

パールヴァティードゥルガーの一相とされることが多いが、起源は在来の民間信仰にあり、後代にシャークタ派の体系へ組み込まれたとみられる。ジュヴァラースラ(熱)、ラクタヴァティー(発疹)といった従者を伴う。南インドのマーリアンマン、ベンガルのオーラー・ビービーなど、同じ役割を担う女神が各地にある。

文化的足跡

天然痘は1980年に根絶が宣言され、この女神の中心的な領分は失われた。それでも信仰は続いており、麻疹、水痘、その他の発熱をともなう病に対して祈願が行われる。病名が変わっても、病をもたらし癒す女神という枠組みが保たれた例である。

ドゥルガーの一相として位置づけられる一方、シータラー・アシュタミー(バソーダー)は、彼女に捧げられる祭である。前日に調理した冷たい食物を供え、当日は火を用いないという習わしが北インドで広く行われる。名の「冷たい者」に対応する実践である。

近代の医学史においては、種痘の普及とこの信仰との関係がしばしば論じられてきた。18世紀のベンガルには人痘接種を行う専門家がおり、その施術が女神への儀礼を伴っていたことが記録に残る。病を神格として扱う枠組みと、予防の技術とが同時に成り立っていた例として注目される。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2279552 — 骨格データの出典
Commons
Shitala — 図像カテゴリ