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タルヴォス・トリガラヌス
PLATE — TARVOS TRIGARANUS
CELTAE · ケルト神話
TARVOS TRIGARANUS

タルヴォス・トリガラヌス

タルヴォス・トリガラヌス · タルオス・トリガラノス · Tarvos Trigaranus

船乗りの柱/CC BY-SA 3.0 CC BY-SA 3.0

パリ出土の「船乗りの柱」に、三羽の鶴を頭と背に止まらせた牡牛として現れるガリアの神的な存在。隣の面ではエススが木を伐っており、トリーアの浮彫にも同じ組み合わせが見える。二つの場面が語る物語は分かっていない。

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解説

概要

タルヴォス・トリガラヌス(「三羽の鶴を持つ牡牛」)は、ケルトのガリアの宗教に属し、パリで見つかった「船乗りの柱」の浮彫に表された、背と頭に三羽の鶴を止まらせた牡牛の姿の神的な存在である。隣の面には、神エススが斧で木を伐る姿が刻まれている。二つの場面が何を物語っているのかは、今日では分からない。

信仰

船乗りの柱は、1711年にパリのノートルダム大聖堂の下から見つかった、1世紀前半、ティベリウス帝の時代の石柱である。パリシー族の船乗りたちが奉納したことが碑文から分かる。柱の各面にはガリアの神々とローマの神々が並んで刻まれ、エスス、タラニス、テウタテスといったガリアの神々の名と姿を今日に伝える、最も重要な遺物の一つとなっている。

「タルヴォス」はガリア語で牡牛を意味し、アイルランド語の同じ意味の語とも通じる。「トリガラヌス」は「三羽の鶴を持つ」を意味する。牡牛の背と頭に鶴が止まるこの図像が何を表すのかは、はっきりしない。ケルトの伝承では鶴が忌まれる鳥とされることもあり、アイルランドには鶴に変えられた女の話も伝わる。三という数がケルトの図像に繰り返し現れることも、手がかりの一つである。

神話・物語

隣の面でエススが木を伐る場面と牡牛の場面は、一続きの物語を表すと考えられている。トリーアで見つかった浮彫にも、木を伐る男と、木のなかの牡牛の頭と三羽の鳥が表されており、同じ物語が広く知られていたことがうかがえる。牡牛を屠る儀礼、季節の移り変わりなどの解釈が出されてきたが、ガリアの神話は文字にほとんど残されておらず、いずれも推測の域を出ない。

図像と象徴

柳とみられる木の前に立つ牡牛の頭と背に、三羽の鶴が止まる。浮彫の上には TARVOS TRIGARANVS の銘がある。主画像は船乗りの柱である。

系譜と関係

同じ柱にエスス、タラニス、テウタテスが現れる。

文化的足跡

船乗りの柱は、パリのクリュニー中世美術館に収蔵されている。

なおケルトの伝承は今日も語り継がれており、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q769739 — 骨格データの出典