テオニム THEONYM · 世界神話アーカイブ 神格を検索
レフア
PLATE — REHUA
OCEANIA · ポリネシア神話
REHUA

レフア

レフア · Rehua

NASA, ESA and G. Bacon (STScI) PUBLIC DOMAIN

マオリの最高天に住むきわめて神聖な存在で、アンタレス、ベテルギウス、シリウスのいずれかと同一視される。死に触れられず、盲目を癒し死者を蘇らせる。訪ねてきたタネに鳥と果樹を与え、地上に森と鳥をもたらしたと伝えられる。

01

解説

概要

レフアは、マオリ神話においてきわめて神聖な存在で、一部の伝承では十番目にして最も高い天ランギ・トゥアレアにあるテ・プタヒ・ヌイ・オ・レフアに住む。特定の星と同一視され、北島のトゥーホエの人々にとってはアンタレスであり、ベテルギウス、あるいはシリウスとする人々もいる。最も高い天に住むため死に触れられず、盲目を癒し、死者を蘇らせ、あらゆる病を癒す力を持つ。

神話・物語

南島のンガーイ・タフの伝承によれば、レフアはランギとパパの長子で、はじめは稲妻として現れたが、天へ昇るときに人の姿をとった。のちに兄弟のタネが訪ねてくると、レフアの髪には鳥が住んでいて、その虱を食べていた。レフアは従者にその鳥を料理させてタネをもてなそうとしたが、タネは驚いて食べるのを断った。鳥がきわめて神聖(タプ)なレフアの頭の虱を食べていたからである。しかしレフアはタネに地上へ持ち帰る鳥を与え、罠のかけ方を教えた。タネは鳥が食べる果樹も持ち帰り、こうして地上に森と鳥が生まれたという。

図像と象徴

主画像は、レフアと同一視される星の一つシリウスの、伴星シリウスBとともに描いた想像図である。

系譜と関係

ランギとパパの子で、カイタンガタの父、マウイの祖先とされる。タヒチでは、レフアは新年の星の神で、双子座やプレアデス星団を生み、年の主とされた。

なおマオリの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその神格の伝承に関する学術的な整理である。

02

領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

ランギヌイ
天父。本サイトでは地母との対「ランギとパパ」として収載
パパトゥーアーヌク
地母。本サイトでは天父との対「ランギとパパ」として収載
TANGAROA
タンガロア
兄弟姉妹
TĀNE
タネ
兄弟姉妹
TŪMATAUENGA
トゥ・マタウエンガ
兄弟姉妹
RONGO-MĀ-TĀNE
ロンゴ
兄弟姉妹
TĀWHIRIMĀTEA
タウィリマーテア
兄弟姉妹
HAUMIA-TIKETIKE
ハウミア・ティケティケ
兄弟姉妹
REHUA
レフア
ポリネシア神話
◆
ランギヌイ
天父。本サイトでは地母との対「ランギとパパ」として収載
◆
パパトゥーアーヌク
地母。本サイトでは天父との対「ランギとパパ」として収載
収載データなし
フル系図ページを開く →
04

資料

Wikidata
Q693587 — 骨格データの出典