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ククマッツ
PLATE — QʼUQʼUMATZ
MAYA · マヤ神話
QʼUQʼUMATZ

ククマッツ

ククマッツ · グクマッツ · 羽毛ある蛇

ミシュコ・ビエホの球戯場の標識。羽毛ある蛇を表す/CC BY-SA 3.0 CC BY-SA 3.0

『ポポル・ヴフ』でテペウとともに世界と人類を創造した羽毛ある蛇。水のなかで言葉を交わし「大地よ」と言うと大地が生じた。ケツァルコアトル、ククルカンと同一の観念で、キチェ貴族の神話上の祖とされる。

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解説

概要

ククマッツ(グクマッツとも)は、後古典期キチェ・マヤの風と雨の神であった。

ポポル・ヴフ』によれば、神テペウとともに世界と人類を創造した羽毛ある蛇である。太陽を天に運び、冥界へ降ろし、マヤの宇宙のさまざまな力のあいだの仲介者として働いた。

アステカのケツァルコアトル、ユカテコ・マヤのククルカンに相当するとされる。

創造

ククマッツは水、雲、そして天とも結びつけられた。稲妻と火の神テペウとともに、キチェの貴族の男系の神話上の祖とみなされた。

『ポポル・ヴフ』の冒頭において、まだ何もない海と天だけの世界に、テペウとククマッツが水のなかに横たわっていた。二柱が言葉を交わし、「大地よ」と言うと大地が生じた。

言葉によって世界が生じるという創造の型である。次いで動物を作り、これが言葉を話せないことを知って人間を作ろうとする。泥の人間、木の人間の失敗を経て、トウモロコシの人間に至る。

「ククマッツ」は、ケツァル鳥(キチェ語ククム)と蛇(カン)を合わせた語であり、「羽毛ある蛇」を意味する。

同じ観念が、ナワトル語ではケツァルコアトル、ユカテコ・マヤ語ではククルカンと呼ばれる。メソアメリカ全域に共有された神格である。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ミシュコ・ビエホの球戯場の標識である。羽毛ある蛇を表す。

キチェの王クオツァ・キチェは、ククマッツの名を王号として用いた。神の名が王の称号になる例である。

関わる神格・伝承

テペウと対をなす創造神。ケツァルコアトル、ククルカンと同一の観念。

文化的足跡

グアテマラの通貨単位ケツァルは、この神と結びつくケツァル鳥に由来する。

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領分・別名

INTERPRETATIO — 同一視・同源
ククルカン マヤ神話 同一視
キチェ・マヤの羽毛の蛇。ポポル・ヴフの共同創造者。Kukulkanと同一の羽毛の蛇神格をキチェ語で呼んだもの。
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資料

Wikidata
Q2669294 — 骨格データの出典