パパハーナウモク
パパハーナウモク · パパ · Papahānaumoku
ハワイの大地の母で、名は「島々を生む台」を意味する。天の父ワーケアの配偶者で、ハワイ諸島はこの女神が生んだ子である。マオリのパパトゥアーヌクと同語源。その名を負う海洋保護区が2010年に世界複合遺産に登録された。
解説
概要
古代ハワイ人の宗教と神話において、パパハーナウモク——しばしば単にパパと呼ばれる——は女神にして大地の母である。
詠唱において、天の神ワーケアの配偶者として言及される。二人の娘が美しい女神ホオホークーカラニであり、ある神話の中心人物である。
パパは、とりわけ女たちによって、今日もハワイ人の一部に、生命を与える力を持つ創造の原初の力として崇拝されている。
名
「パパハーナウモク」は「島々を生む台」を意味する。「パパ」は平らな台あるいは層、「ハーナウ」は生む、「モク」は島である。
大地が島を生むという観念である。ハワイ諸島は、この女神が生んだ子である。
マオリのパパトゥアーヌク。 「パパトゥアーヌク」(大いなる広がりの台)と同語源である。ポリネシア全域に共通する大地母神の名である。
ハウメアとの関係
パパは、しばしばハウメア——出産と豊穣の女神——と同一視される。
ハウメアは繰り返し若返り、自らの娘として生まれ直して子を産み続けるとされる。パパの生む力が、この形で表される。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
パパハーナウモクアーケア
2006年、ハワイ諸島北西部の広大な海域が海洋national monumentに指定され、2007年に「パパハーナウモクアーケア」と命名された。
この名は、パパハーナウモクとワーケアの名を合わせたものである。
2010年、ユネスコの世界遺産に自然と文化の複合遺産として登録された。先住民の宇宙観が、世界遺産の登録理由に含まれた例である。
関わる神格・伝承
夫はワーケア。ハウメアと同一視される。マオリのパパトゥアーヌクに対応。
文化的足跡
パパハーナウモクアーケア海洋national monumentは、アメリカ最大級の保護区である。その名が先住民の神話に由来することは、環境保護と文化復興の結びつきを示す。
なおハワイ・サモア・トンガ・タヒチの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその神格の伝承に関する学術的な整理である。