テオニム THEONYM · 世界神話アーカイブ 神格を検索
PLATE — ὈΡΦΝΉ
HELLAS · ギリシア神話
ὈΡΦΝΉ

オルプネー

オルプネ · Orphne · Orphnē

「暗黒」を意味する冥界のニュンペー。河神アケローンとのあいだに、ペルセポネーの柘榴を告げ口して木菟に変えられたアスカラポスを産んだ。

01

解説

概要

オルプネー(Ὀρφνή / Orphne)は、冥界のニュンペーで、名は「闇」を意味する。冥界の川の神アケローンとのあいだにアスカラポスを産んだ。伝えるのはオウィディウスだけである。

神話・物語

オウィディウス『変身物語』第5巻は、オルプネーを「アウェルヌスのニュンペーたちのなかでも名の知られた者」と呼び、アケローンとのあいだにアスカラポスを産んだと記す。

アスカラポスが物語に現れるのは、ペルセポネーの地上への帰還をめぐる場面である。冥界の庭で柘榴の実をいくつか口にしたペルセポネーの姿を見ていたのは、アスカラポスただ一人であった。彼がそれを告げたために、女神は一年のうち一部を冥界で過ごさねばならなくなる。怒ったペルセポネーは彼の頭に冥界の川の水を注ぎ、不吉を告げる鳥、ミミズクに変えた。

アポロドーロス(1.5.3)は、アスカラポスの母をゴルギューラとし、罰したのはデーメーテールで、彼の上に大岩を置いたと語る。ほかにステュクスを母とする伝えもある。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

系譜と関係

夫はアケローン、子はアスカラポス。アスカラポスの母としては、オルプネーのほかにゴルギューラ、ステュクスの名が伝わる。

文化的足跡

名は、闇を表すギリシア語オルプネーをそのまま人名にしたものである。オウィディウスが、冥界の闇とそこに住む夜の鳥の由来を語るために、この名をもつ母を置いたとみることもできる。

02

領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

収載データなし
★
ὈΡΦΝΉ
オルプネー
ギリシア神話
フル系図ページを開く →
04

資料

Wikidata
Q1538275 — 骨格データの出典