PLATE — ὈΡΦΝΉ
HELLAS · ギリシア神話
ὈΡΦΝΉ
オルプネー
オルプネ · Orphne · Orphnē
「暗黒」を意味する冥界のニュンペー。河神アケローンとのあいだに、ペルセポネーの柘榴を告げ口して木菟に変えられたアスカラポスを産んだ。
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解説
概要
オルプネー(Ὀρφνή、「暗黒」)は、ギリシア神話に登場するニュンペーである。
オウィディウス『変身物語』によれば、冥界のニュンペーであり、河神アケローンとのあいだにアスカラポスを産んだ。
神話・物語
子アスカラポスは、ハーデースにさらわれたペルセポネーが冥界の食べ物である柘榴を口にしたことを告げ口し、ペルセポネーが完全に地上へ帰還することを妨げた人物である。そのためペルセポネーあるいはデーメーテールが報復し、アスカラポスを木菟(みみずく)に変えた。
高津春繁はオルプネーをアケローン川のニュンペーとし、ピエール・グリマルはステュクス川のニュンペーとする。アスカラポスの母については異説もあり、ゴルギューラともステュクスともいわれる。カール・ケレーニイはゴルギューラという名を、ゴルゴーンの語尾を長くした形と解している。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
名が「暗黒」を意味し、冥界の川の神と交わって、告げ口によって木菟に変えられる子を産む。暗黒、冥界の川、夜の鳥——一連の連想が、この系譜に凝縮されている。
関わる神格・伝承
夫はアケローン、子はアスカラポス。
冥界のニュンペーという設定は珍しい。ニュンペーは通常、地上の泉、山、樹木に属する。冥界の川に属するニュンペーを置くことで、冥界にも地上と同じ構造——川とその精——があることが示されている。
文化的足跡
日本語圏でこの名が挙げられることはまずない。アスカラポスの母として、告げ口の挿話に付随して言及される程度である。
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領分・別名
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資料
Wikidata
Q1538275 — 骨格データの出典