PLATE — NOCNICA
SLAVI · スラヴ神話
NOCNICA
ノクニツァ
ノクニツァ · ナチニツァ · プワチカ
スラヴの夜の霊で、夜に赤子のもとへ来て泣かせ眠らせない。赤子の夜泣きと産後の発熱を説明する存在で、揺りかごの下に刃物や熱した石を置いて防いだ。乳児と産婦を襲う女の霊の一つ。
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解説
概要
ノクニツァは、スラヴの伝承で「夜の霊」と呼ばれる女の霊である。夜に赤子のもとへやって来て泣かせ、眠らせないとされた。地域によってさまざまな名で呼ばれ、赤子の夜泣きや、出産後の母親の熱病を説明する存在であった。
信仰
赤子が夜になっても泣きやまないのは、ノクニツァが来ているからだと考えられた。ポーランド語の別名プワチカは「泣かせる者」を意味し、夜泣きが続く状態そのものを「ノクニツァ病」と呼ぶこともあった。
ノクニツァを防ぐため、揺りかごの下には斧や鎌、ナイフといった刃物が置かれた。熱した石を置く、箒を逆さに立てかける、揺りかごを東に向ける、紡錘や糸巻きを置くといった方法もあった。悪しき霊が鉄を嫌うという考えは、ヨーロッパに広く見られる。
ノクニツァは出産を終えたばかりの母親も狙うとされ、産後の発熱や錯乱はその仕業と考えられた。赤子と産婦を襲う女の霊は、メソポタミアのラマシュトゥ、ユダヤのリリス、ギリシアのラミアーなど、各地に見られる。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
系譜と関係
同じく産婦にかかわるボギンカと役割を共有し、スラヴの夜の霊の系列をなす。
なおスラヴの民間伝承は今日も語り継がれており、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。
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領分・別名
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資料
Wikidata
Q7046395 — 骨格データの出典