PLATE — 𒀭𒎏𒁉
SVMER · メソポタミア神話
𒀭𒎏𒁉
ニンカシ
ニンカシ · クルンニートゥ · Ninkasi
メソポタミアのビールと醸造の女神。神々のリストではエンリルの廷臣に数えられ、女神シラシュと対にされる。前1800年頃の『ニンカシ讃歌』は、大麦を浸すところから発酵までの工程を女神の行為として歌い、最古のビールの製法としてしばしば引かれる。
01
解説
概要
ニンカシ(Ninkasi)は、メソポタミアのビールと醸造の女神である。前一千年紀には、上質のビールの一種を指す語に由来する異名クルンニートゥで知られていた可能性がある。
ビールを飲むことのよい結果と悪い結果の双方に結びつけられた。アン=アヌムやワイドナー神名表などの神々のリストでは、通常エンリルの廷臣のあいだに、ニンインマやニンマダとともに現れる。似た性格の女神シラシュと対にされ、ときにその姉妹とみなされた。冥界の神格ヌンガルとの結びつきも知られ、飲酒の負の効果への言及と考えられている。
ニンカシ讃歌
前1800年頃の『ニンカシ讃歌』は、この女神への讃歌であると同時に、ビールの作り方を順に歌う。最古のビールの製法としてしばしば引かれる。
大麦を水に浸し、発芽させ、乾かし、砕き、パン(バッピル)を焼き、これを水と混ぜ、濾し、発酵させる。各工程がニンカシの行為として歌われる。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
系譜と関係
『エンキとニンフルサグ』では、エンキの病を癒すためにニンフルサグが生んだ神々の一柱である。エンリルの廷臣で、シラシュと対をなす。
文化的足跡
1989年、サンフランシスコのアンカー・ブリューイング社が考古学者ソロモン・カッツと協力し、『ニンカシ讃歌』に基づいて古代のビールを再現した。
02
領分・別名
03
資料
Wikidata
Q1088421 — 骨格データの出典