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ネイロス
PLATE — ΝΕΙ͂ΛΟΣ
HELLAS · ギリシア神話
ΝΕΙ͂ΛΟΣ

ネイロス

ニールス · ナイル · Nilus

Carole Raddato CC BY-SA 2.0

ナイル川の河神で、オーケアノスとテーテュースの子。娘メンピスはエパポスに、アンキノエーはベーロスに嫁ぎ、エジプトの王家をギリシアの系譜に組み込んだ。ヴァチカンの十六人の子どもに囲まれたナイル像で知られる。

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解説

概要

ネイロス(Νεῖλος)は、ギリシア神話の神である。エジプトを流れるナイル川の河神で、オーケアノスとテーテュースの三千の子の一人にあたる。

娘メンピス、アンキノエー、アニッペー、エウリュッロエー、エウローペーの父である。

神話・物語

ナイル川は『オデュッセイア』にすでに現れるが、ホメーロスはこの川をアイギュプトスと呼ぶ。ネイロスの名はヘーシオドス『神統記』に初めて見え、オーケアノスの子である諸河のうち最初に挙げられている。ヒュギーヌスではトラーキアのストリューモーンに次いで挙げられる。ディオドーロスによれば、川の名はエジプト王ネイレウスに由来する。

古代にはナイル川について様々な言説があった。アトラース山の麓に三つの泉があり、その水は砂に消えるが再び現れてナイル川になるとか、メソポタミアのエウプラーテース川が地下を通って再びナイルとして現れるといった説である。あるいはナイルは大陸を取り巻くオーケアノスから流れ出ると考えられた。ナイルの源流は、古代を通じて最大の地理学上の謎の一つであった。

娘メンピスはエパポスの妻となり、リビュエーを産んだ。娘アンキノエーはベーロスの妻となり、アイギュプトスとダナオスを産んだ。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ヴァチカン美術館の新翼(ブラッチョ・ヌオーヴォ)にあるローマ時代のナイル像である。横たわる老人の周りに十六人の子どもが戯れ、十六人はナイルの増水の高さ十六キュビトを表すと解される。

系譜と関係

父はオーケアノス、母はテーテュース。娘はメンピス、アンキノエーら。

ナイルの増水の神であるエジプトのハピとは別の神格である。娘たちを通じて、イーオーの子孫のエジプトの王家がギリシアの系譜に組み込まれている。

文化的足跡

ナイルの擬人像は、ローマ美術を経てルネサンス以降のヨーロッパ美術に受け継がれた。ローマのカピトリーノの丘には、ナイルとテヴェレの巨像が対で置かれている。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

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資料

Wikidata
Q685243 — 骨格データの出典