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PLATE — LLUDD LLAW ERAINT
CELTAE · ケルト神話
LLUDD LLAW ERAINT

スィーズ・サウェレイント

スィーズ・サウェレイント · ヌーズ · ルド王

ウェールズの「銀の手のスィーズ」。より古い形ヌーズはアイルランドのヌアザ、ローマ期ブリテンのノーデンスと同語源で、頭韻に引かれて名が変わったとされる。ブリテンを襲う三つの災いを退けた物語を持ち、そこに現れる赤い竜は今日のウェールズ国旗の意匠である。

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解説

概要

スィーズ・サウェレイント(「銀の手のスィーズ」)は、ウェールズの伝承に登場する王であり英雄である。より古い名をヌーズといい、アイルランドのヌアザ・アルゲトラームや、ローマ時代のブリテンで祀られた神ノーデンスと同じ源を持つ。ブリテンを襲った三つの災いを退けた物語で知られ、そこに登場する赤い竜は、今日のウェールズの国旗の意匠となっている。

なお本サイトの分類では、ケルト神話の体系に含めて扱う。

名が変わった神

古い形のヌーズは、グロスターシャーのリドニー・パークに神殿跡が残るノーデンスに由来し、アイルランドのヌアザとも同源である。それがスィーズへと変わったのは、「スィーズ・サウェレイント」と語頭の音をそろえる頭韻に引かれたためと考えられている。詩の響きが、神の名そのものを変えたことになる。なおヌーズとしては、グウィン・アプ・ヌーズの父にあたる。

三つの災い

『スィーズとスェヴェリス』の物語によれば、スィーズの治世のブリテンは三つの災いに見舞われた。第一は、あらゆる話し声を聞き取ってしまうコラニヤイドという種族の到来で、スィーズは水に溶かした虫を撒いてこれを滅ぼした。第二は、毎年五月一日の前夜に国じゅうに響く恐ろしい叫び声で、その正体は赤い竜と白い竜の戦いであった。スィーズは二匹を蜜酒で酔わせ、石の箱に封じてスノードンの山中に埋めた。第三は、王の食糧が毎晩消えてしまうことで、これは人を魔法で眠らせる巨人の仕業だった。スィーズは冷たい水に身を浸して眠気を払い、巨人を捕らえた。眠らせる敵に眠気を退けて勝つという筋は、アイルランドのアイレンの物語と同じ形をしている。

赤い竜

埋められた二匹の竜は、のちにマーリンの予言の物語で、ヴォーティガーンの塔の下から現れることになる。赤い竜をブリトン人、白い竜をサクソン人とする解釈は後代のものである。赤い竜(イ・ズライグ・ゴッホ)は今日のウェールズの国旗に描かれ、神話の竜が国の象徴になった。

ロンドンの名祖

ジェフリー・オヴ・モンマスの『ブリタニア列王史』では、ルドという王がロンドンを築き、その城門ラドゲイトの名はこの王に由来するとされた。この王はスィーズがもとになっていると考えられる。地名の由来を説明するために形づくられた人物である。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

関わる神格・伝承

ヌアザ、ノーデンスと同源で、ヌーズとしてはグウィン・アプ・ヌーズの父。

文化的足跡

赤い竜は、今日のウェールズを代表する象徴である。

なおケルトの伝承は今日も語り継がれており、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1857350 — 骨格データの出典