PLATE — AILLEN
CELTAE · ケルト神話
AILLEN
アイレン
アイレン · アーイレン · 焼く者
アイルランド神話の「焼く者」。毎年サウィンの夜に竪琴の眠りの調べでタラの館の者を眠らせ、火を吐いて焼いた。二十三年続いたが、若きフィン・マックールが毒の槍の穂先を額に当てて眠気に抗い、これを討った。
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解説
概要
アイレン(アイレン・マク・ミーズナ)は、アイルランド神話に登場する「焼く者」で、トゥアハ・デ・ダナーンの一員とされる。毎年サウィン(11月1日)の夜にタラの王の館を訪れ、竪琴の調べで館じゅうの者を眠らせたうえで、火を吐いて館を焼き払った。この災いは二十三年続いたが、若きフィン・マックールが毒の槍で眠気を退けてアイレンを討ち、その功でフィアナ騎士団の長となった。
神話・物語
この話は、12世紀末の『古老たちの語らい』などに伝わる。サウィンは異界と地上の境が開く夜とされた。若きフィン・マックールがタラへやって来て、この災いを終わらせると申し出た。フィンはフィアハという戦士から毒を持つ槍を借り、竪琴の音に眠気を催すと、槍の穂先を自らの額に押し当てた。毒の熱がもたらす痛みで、眠りに落ちずにすんだのである。フィンは逃げるアイレンを追って槍で討ち果たし、この功によってフィアナ騎士団の長に迎えられた。
図像と象徴
主画像は、ヴァイオレット・ラッセル『暁の英雄たち』(1914年)に載るビアトリス・エルヴァリーの挿絵である。
系譜と関係
トゥアハ・デ・ダナーンの一員とされ、フィンに討たれた。アイルランドの伝承では、音楽に悲しみ・笑い・眠りの三つの調べがあるとされ、ダグザの竪琴もこの三つを奏でる。
文化的足跡
アイレンの物語は、フィアナ物語群の幕開けを告げる挿話として繰り返し語られてきた。
なおケルトの伝承は今日も語り継がれており、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。
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領分・別名
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資料
Wikidata
Q405297 — 骨格データの出典