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フェブリス
PLATE — FEBRIS
ROMA · ローマ神話
FEBRIS

フェブリス

デア・フェブリス · Febris · Dea Febris

ヴィルギル・ゾリス《フェブリス》(1530年)/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

ローマの熱病の女神で、マラリアをもたらすと同時にそれから守った。三日熱と四日熱の女神を娘に持つ。ローマに三つの神殿があり、患者に触れた護符が納められた。ギリシアに由来しない土着の厄除けの神格。fever の語源。

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解説

概要

フェブリス(Febris、「熱」)あるいはデア・フェブリス(「熱の女神」)は、ローマの熱病の女神で、熱とマラリアを体現し、同時に人をそれから守った。それゆえフェブリスは、人々が好意を得たいと願う恐れられた女神であった。固有の神話を持たず、神話に言及もされない。小セネカ『アポコロキュントーシス』によれば、その特徴的な属性は「抜け目なさ」と「誠実さ」である。

フェブリスは二人の娘あるいは姉妹デア・テルティアーナとデア・クァルターナを伴った。三日熱と四日熱——熱が三日ごと、四日ごとに戻るマラリアの型——の女神である。テオドルス・プリスキアヌスはサートゥルヌスをテルティアーナとクァルターナの父とする。

性格

女神フェブリスは、特定の悪に対する力——それを課し、あるいは取り除く——を持つ厄除けの神格(ディー・アウェッルンキー)に属する。ローマ人はフェブリスが害をなさないように崇拝した。エトルリア・ローマの浄化の神フェブルウスに起源を持つかもしれない。一部のローマの神と異なり、フェブリスはギリシアの神に由来しない。

神殿

ローマにはフェブリスの神殿が三つあった。パラティーヌスの丘、ウィクス・ロンギの上、エスクィリーヌスの丘の頂である。ウァレリウス・マクシムスによれば、これらの神殿には熱病の患者の身体に触れた護符が納められた。

マラリアはローマとその周辺の湿地帯の風土病であり、帝国の首都を繰り返し襲った。熱病に神殿を建てるという行為は、この病がローマ人の生活にどれほど深く関わっていたかを示す。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ヴィルギル・ゾリスの版画《フェブリス》である(1530年)。

病そのものを神として祀るという構造が、この女神を規定する。病をもたらす神が、病から守る神でもある。インドのシータラー(天然痘)、ヨルバのババルアイエと同じ型に属する。

関わる神格・伝承

娘または姉妹はテルティアーナとクァルターナ。フェブルウスに起源を持つとされる。

文化的足跡

「フェブリス」は英語の fever、febrile の語源である。ローマの女神の名が、医学用語として世界に残った。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2527609 — 骨格データの出典