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シワテテオ
PLATE — CIHUĀTĒTEOH
AZTECA · アステカ神話
CIHUĀTĒTEOH

シワテテオ

シワテテオ · シワテオトル · 神なる女たち

The Metropolitan Museum of Art, CC0 CC0

出産で死んだ女の霊で「神なる女たち」を意味する。出産が戦いと等価とされたため戦死者と同じ栄誉を受け、太陽を天頂から西へ運ぶ。同時に辻に現れて子を攫い人を狂わせる危険な霊でもあり、石像が辻に置かれた。

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解説

概要

シワテテオ(古典ナワトル語 Cihuātēteoh、単数形シワテオトル)は、アステカ神話で出産によって命を落とした女たちの霊である。名は「神なる女たち」を意味し、シワピピルティン(「貴婦人たち」)とも呼ばれた。アステカでは出産は戦いになぞらえられ、産みの床で死んだ女は、戦場で死んだ戦士と同じく誉れある死者とされた。

神話・物語

サアグンの『フィレンツェ絵文書』第6巻は、出産で死んだ女の弔いを詳しく記す。産婆は死んだ女を、子という捕虜を捕らえて戦い抜いた戦士として讃えた。遺体は夕暮れにシワピピルティンの社の庭に葬られ、夫と仲間がその行列を守った。若い戦士たちが、亡骸の髪や左手の中指を奪おうと襲いかかったからである。それを盾に付ければ勇気が湧き、敵の目をくらませると信じられていた。盗人たちも、家人を眠らせる呪具にするために左の前腕を狙ったという。

死後、戦死者の霊は日の出から天頂まで太陽に付き従い、シワテテオは天頂から日没まで太陽を運ぶとされた。太陽の一日の運行が、二種類の誉れある死者によって分け持たれている。

一方で、シワテテオは恐れられる霊でもあった。『フィレンツェ絵文書』第1巻によれば、彼女たちは暦の決まった日、すなわち一の鹿、一の雨、一の猿、一の家、一の鷲の日に地上へ降りてきて、辻に現れ、子どもに引きつけや麻痺の病をもたらした。そのため人々はこれらの日に子どもを外に出さず、辻に設けた祠シワテオカリにパンや供物を捧げた。

図像と象徴

髑髏の顔、鉤爪のある手、剥き出しの歯をもつ女が、膝をついて身構える姿の石像で表される。衣の裾には髑髏や交差した骨の文様が刻まれることもある。こうした像は辻の祠に置かれたと考えられている。本サイトの主画像は、メトロポリタン美術館が所蔵するシワテオトル像(15〜16世紀初め)である。

系譜と関係

シワコアトルやトシら、出産と大地にかかわる女神の系列と結びつけられる。夜や闇に結びつく恐ろしい女の霊ツィツィミトルとも、しばしば並べて論じられる。

文化的足跡

子を失った女の霊が夜にさまよい泣くというメキシコの民間伝承「ラ・ヨローナ」(泣く女)の源流の一つに、シワテテオやシワコアトルを挙げる説がある。

なおメソアメリカの先住民の伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q596719 — 骨格データの出典