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ビージャンとマニージェ
PLATE — بیژن و منیژه
PERSIA · ペルシア神話
بیژن و منیژه

ビージャンとマニージェ

ビージャン · マニージェ · Bijan and Manijeh

マニージェを訪ねるビージャン(ロサンゼルス郡立美術館蔵 M.81.12a-b) PUBLIC DOMAIN

『シャー・ナーメ』の恋の物語。イランの騎士ビージャンが敵国トゥーラーンの王女マニージェと恋に落ち、穴に落とされた。王女は宮廷を追われて乞食となり、隙間から食物を落として恋人を生かした。ロスタムが商人に扮して救出した。

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解説

概要

ビージャンとマニージェ(ビジャンとマニジェとも)は、フェルドウスィーの『シャー・ナーメ』における恋の物語である。

ビージャンは、イランの王カイ・ホスロウの治世における名高いイランの騎士ギーヴと、ロスタムの女傑の娘バーヌー・ゴシャスプの子であった。

ビージャンは、イラン最大の敵であるトゥーラーンの王アフラースィヤーブの娘マニージェに恋する。その苦難とマニージェの献身が、この物語の主題である。

物語

アルマーン人の土地が猪に荒らされ、ビージャンがその退治に向かった。帰り道、トゥーラーンとの境で、祭に集う娘たちを見かけた。そのなかにマニージェがいた。二人はひと目で恋に落ち、三日をともに過ごした。マニージェはビージャンに薬を飲ませて眠らせ、トゥーラーンの宮廷へと運び込んだ。

これを知った王アフラースィヤーブは激怒し、ビージャンを殺そうとしたが、宰相ピーラーンのとりなしによって、深い穴に落として巨石で蓋をするにとどめた。マニージェは宮廷を追われて物乞いとなった。それでも穴のそばを離れず、物乞いをして得た食べ物を石の隙間から落として、恋人を生かし続けた。王女が物乞いとなって恋人を養うこの場面が、物語の中心である。

やがて王カイ・ホスロウが、世界を映し出す杯(ジャーム・エ・ギーティー・ヌマー)でビージャンの居場所を見つけた。ロスタムは商人に扮してトゥーラーンへ入り、マニージェを通じてビージャンと連絡をとると、巨石を持ち上げて二人を救い出した。

語りの枠

『シャー・ナーメ』のなかで、この物語には珍しい枠がついている。フェルドウスィーは、眠れない夜に、妻がこの物語を語り聞かせてくれたと記しているのである。詩人の妻が、語り手として登場する。献身する女性の物語が、女性の語りとして枠づけられているのである。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、マニージェを訪ねるビージャンを描いた写本の葉である(ロサンゼルス郡立美術館蔵)。

関わる神格・伝承

ビージャンの父はギーヴ、母はバーヌー・ゴシャスプ。マニージェの父はアフラースィヤーブ。ロスタムが救出した。

文化的足跡

ビージャンとマニージェの物語は、ペルシア細密画の主要な主題である。穴に落ちたビージャンと、傍らのマニージェの場面が繰り返し描かれた。

なおゾロアスター教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその神格と伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q3544832 — 骨格データの出典