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バカブ
PLATE — BAKAB
MAYA · マヤ神話
BAKAB

バカブ

バカブ · パワトゥン · 神N

マドリードの石碑(アメリカ博物館蔵)/CC BY-SA 3.0 CC BY-SA 3.0

天が落ちないよう四方に立って支える四柱の老いた神の総称。それぞれ方位と色(東=赤、北=白、西=黒、南=黄)に配され、四年ごとに巡る年の担い手ともされる。亀の甲羅や巻貝を身につけた老人として描かれる。

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解説

概要

バカブは、大地の内部とその水の貯えを司る四柱のスペイン征服以前の老いた神格に与えられた、ユカテコ・マヤの総称である。

バカブには、メキシコ湾岸地方の好色で酔った老いた雷の神格という、より新しい対応者がある。バカブはまた、パワトゥンとも呼ばれる。

神話

バカブは「神が世界を創ったとき四方に置いた四人の兄弟であり、天が落ちないようこれを支えていた。彼らは世界が洪水によって滅ぼされたときに逃れた」とされる。

その名はホブニル、カン・ツィクナル、サク・キミ、ホサン・エクである。それぞれ方位と色に結びつく。東が赤、北が白、西が黒、南が黄である。

四方に立って天を支えるという役割が、この神格を規定する。ギリシアのアトラースと同じ職能だが、四柱であること、そして方位と色に配されることがメソアメリカ的である。

暦との結びつき

四柱のバカブはまた、四年ごとに巡る年の担い手(イヤーベアラー)とも結びつけられた。それぞれの年が、四柱のうち一柱の支配下にあるとされる。

マヤの暦において、年の始まりの日は四つの日符号のいずれかに限られる。この四つが四方位に対応し、バカブに配される。

図像

亀の甲羅、蜘蛛の巣、巻貝、あるいは蜘蛛を身につけた老人として描かれる。大地の内部と水に関わる生き物である。

古典期の神名分類では「神N」にあたる。パレンケ、コパンの建築において、四隅を支える老人の像として彫られた。建築の柱に、天を支える神の像を用いる。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、マドリードの石碑である(アメリカ博物館蔵)。

関わる神格・伝承

四柱の総称。パワトゥンとも。チャクも四方に配される四柱の神であり、しばしば混同される。

アステカの四方を支える神々、テスカトリポカの四相と比較される。

文化的足跡

「バカブ」の名を冠する植民地期の写本『バカブの儀礼』は、マヤの呪術と治療の呪文を伝える重要な資料である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2465771 — 骨格データの出典