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アウィリシュ
PLATE — AWILIX
MAYA · マヤ神話
AWILIX

アウィリシュ

アウィリシュ · アウイリシュ · Awilix

Joe from Boston(Flickr) CC BY 2.0

キチェ・マヤの月と夜の女神で、都クマルカフのニハイブ家系の守護神。トヒル、ハカウィツとともにキチェの三大神をなし、その神殿はトヒル神殿と広場をはさんで向かい合った。鷲と結びつけられ、男神とする研究もある。

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解説

概要

アウィリシュ(アウイリシュ、アビリシュとも綴る)は、グアテマラ高地に大きな王国を築いた後古典期のキチェ・マヤの女神である。男神とする研究もある。キチェの都クマルカフにおけるニハイブ貴族家系の守護神で、市内に大きな神殿を持っていた。月の女神、夜の女神であり、冥界、病、死と結びつけられ、球技の守護神でもあった。

信仰

アウィリシュは、トヒル、ハカウィツとともにキチェの三大神の一柱で、三神はまとめて最も重要なトヒルの名で呼ばれることもあった。おそらく古典期の低地マヤの月の女神、あるいはチョンタル・マヤの月の女神カバウィル・イシュに由来する。マヤの暦の二十日周期の日のうち、イクが聖なる日であったとみられる。

鷲はニハイブ家系のトーテムであり、女神の月の相と結びついていたと考えられ、ジャガーは夜の相と結びついていたとされる。名の由来については、ケクチ・マヤ語で「燕」を意味する語に結びつける説や、ニハイブ家系の故地とされる中央メキシコのオリサバ山周辺の古い地名アウィリサパンに求める説がある。

神話・物語

『ポポル・ヴフ』では、アウィリシュはトヒル、ハカウィツとともに、七つの洞窟でキチェの祖先に与えられた神の一柱である。祖先たちは神々を背負って運び、太陽が初めて昇ったとき、神々は石に変わった。英雄双子の一人イシュバランケーは、アウィリシュの化身とされる。『トトニカパンの首長たちの文書』にも名が見える。

図像と象徴

この神格の姿を伝える図像は知られていない。神殿の調査では、鷲の図像が多く見つかっている。主画像は、クマルカフに残るアウィリシュ神殿の基壇である。

系譜と関係

ニハイブ家系の守護神で、大祭司はニハイブ家系から選ばれ、アハウ・アウィリシュと呼ばれた。トヒル、ハカウィツとともに三神をなす。

文化的足跡

クマルカフでは、アウィリシュ神殿は小さな広場をはさんでトヒル神殿と向かい合い、広場の東側に西向きの階段を備えていた。トヒル神殿ほど高くはなかったが、都で二番目に重要な神殿であったとみられる。

なおメソアメリカの先住民の伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q4830058 — 骨格データの出典