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敖広
PLATE — AO GUANG
SINÆ · 中国神話・道教
AO GUANG

敖広

敖広 · 敖光 · 東海龍王

Lds CC BY-SA 4.0

中国の東海龍王で、四海龍王の長。『西遊記』では孫悟空に定海神針(如意金箍棒)と鎧を奪われ、『封神演義』では三男の敖丙を哪吒に殺された。八仙過海の物語でも八仙と争う。

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解説

概要

敖広(敖光とも書く)は、中国の民間伝承と道教で東の海を治める龍王であり、四海の龍王の長である。天候を司る大きな力を持ちながら、『西遊記』では孫悟空に如意棒と鎧を奪われ、『封神演義』では哪吒に息子を殺される。

東西南北の海にはそれぞれ龍王がおり、南海の敖欽、西海の敖閏、北海の敖順は敖広の弟とされる。敖広は東海を治め、長兄として他の三柱を率いる。

神話・物語

『西遊記』第三回で、武器を求める孫悟空が東海の龍宮に押しかける。敖広は重い武器を次々に差し出すが、悟空はどれも軽すぎると取り合わない。ついに持ち出されたのが、海の深さを測る鉄の柱、定海神針であった。重さ一万三千五百斤のこの柱は、悟空が手にすると思いのままに伸び縮みした。これが如意金箍棒である。悟空はさらに四海の龍王から鎧と沓まで取り上げた。敖広は玉皇大帝に上奏して討伐を願ったが、天界は太白金星の進言を容れて悟空を罰せずに招き入れ、弼馬温の官を与える(第三〜四回)。

『封神演義』では、敖広の三男敖丙が哪吒に殺され、筋を抜き取られる。怒った敖広は陳塘関を水に沈めると脅し、哪吒は責任を負って自ら肉を削ぎ骨を父母に返して死ぬ。のちに太乙真人が蓮の花と茎で身体を作り、哪吒を蘇らせた。明代の『東遊記』に語られる「八仙過海」の物語でも、東海の龍王は、海を渡る八仙と争って敗れる。

図像と象徴

冕冠と朝服をまとった帝王の姿で表される。主画像は、シンガポールのハウパー・ヴィラにある、八仙と東海龍王の軍勢との戦いを表した塑像群である。

系譜と関係

四海龍王の長。南海の敖欽、西海の敖閏、北海の敖順は弟とされる。子に敖丙がいる。

文化的足跡

敖広は二つの古典を通じて東アジア全域に知られ、今日の映画やアニメ、ゲームにも頻繁に登場する。

なお道教と中国の民間信仰は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q5305225 — 骨格データの出典