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PLATE — AMADLOZI
AFRICA · アフリカ神話
AMADLOZI

アマドロジ

アマドロジ · イドロジ · Amadlozi

ングニ諸族の祖先の霊。至高神が遠く非人格的であるのに対し、祖先は身近であり日常の祭祀の対象である。死後一年ほどののち霊を家に呼び戻す儀礼を経て祖先になる。占い師イサングマは特定の病を経て召され、南アフリカでは法的に認められている。

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解説

概要

アマドロジ(単数形イドロジ)は、ズールーをはじめとするングニの人々が敬う祖先の霊である。子孫の家に留まって助けと守りを与え、人々を正しい生き方へと導くとされる。遠く人格を持たない至高の力に対し、祖先の霊は身近で、日々の祈りはこちらに向けられる。

なお本サイトの分類では、アフリカの体系に含めて扱う。

身近な神々

正しく葬られた死者は、アマドロジとなって子孫の家に留まる。至高の力であるウムヴェリンカンギが遠く非人格的であるのに対し、祖先は身近な存在であり、実際に祈りが捧げられるのは祖先の霊である。至高神が遠く、祖先が近いという構造は、アフリカの多くの地域に共通している。

祖先は作られる

人は死んだだけでは祖先にならない。死後一年ほどたつと、ウクブイサと呼ばれる儀礼で牛を屠り、死者の名を呼んで家へ戻るよう求める。この儀礼を経てはじめて、死者は祖先として家に迎えられる。儀礼を欠けば、霊はさまよい続けるとされた。祖先であることは、生者の働きかけによって成り立つのである。

占い師と召命

祖先の霊は、占い師にして治療者であるイサングマを通じて語りかけ、夢のなかで告げ知らせる。祖先が不満を抱けば、子孫に病や不運をもたらすとも考えられた。イサングマになる者は、特定の病を経ることで祖先に選ばれたしるしとされる。病がそのまま召命の証となる構図は、カメルーンのジェングの教団やシベリアのシャーマンにも見られる。

南アフリカでは2007年に伝統治療師法が制定され、イサングマは法的に認められた治療者となった。近代医療と伝統的な治療が、制度の上で並び立っている。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。家の牛囲いが、祖先と向き合う場とされた。

関わる神格・伝承

ウムヴェリンカンギ、ウンクルンクルとともに体系をなす。

病を経て占い師に選ばれるという構図は、イグボの占いの霊アグウとディビアの関係にも見られる。

ングニの伝承には、悪意ある人に呼び出されて災いをもたらす水の小人トコロシェも語られる。

文化的足跡

アマドロジへの信仰は今日の南アフリカで広く実践されており、キリスト教徒でありながら祖先を祀る人も多い。

なおこれらの宗教は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q26986836 — 骨格データの出典