インドの循環的な時間論における世界の一時代。クリタ(サティヤ)、トレーター、ドヴァーパラ、カリの四期からなり、順を追って法(ダルマ)が衰え、人の寿命と徳が減じてゆく。四つを合わせたチャトゥル・ユガが一巡で、これを千回重ねたものが一劫にあたる。法を牛に喩え、クリタ・ユガでは四本足で立っていたものが、カリ・ユガには一本足で辛うじて立つと説かれる。現在はカリ・ユガにあたり、『マハーバーラタ』はクリシュナが地上を去った時点をその始まりに置く。四つの賽の目の名がそのまま各期の名でもあり、最悪の目カリ、次に悪いドヴァーパラが、叙事詩ではドゥルヨーダナとシャクニの化身として人格化されている。
GLOSSARIUM · YUGA