世界の西の果て、日の沈む方角にあるとされた果樹園。ガイアがヘーラーの婚礼に贈った黄金の林檎の木が生え、宵の明星の娘たちと呼ばれるニンフ、ヘスペリデスがこれを手入れした。彼女たちが実を摘んでしまうので、ヘーラーが竜ラードーンを番に据えたという。ヘーラクレースの十二功業の一つがこの林檎を持ち帰ることで、竜を射殺したとも、アトラースに採らせて自分は代わりに天を支えたとも伝えられる。園の位置は北アフリカのキュレーネー付近やアトラス山脈など、ギリシア人の地理知識が西へ広がるにつれて移動した。
GLOSSARIUM · GARDEN OF THE HESPERIDES