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PLATE — WAKȞÁŊ TȞÁŊKA
SEPTENTRIO · 北米先住民の神話
WAKȞÁŊ TȞÁŊKA

ワカン・タンカ

ワカン・タンカ · グレート・スピリット · Wakan Tanka

ラコタにおける聖なるものを指す語で、通常「グレート・スピリット」と訳される。人格を持つ唯一の創造神ではなく、あらゆるものに宿る神聖さである。十六の相から成りながら一である。「ワカン」は理解を超えたものを意味する。

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解説

概要

ラコタの霊性において、ワカン・タンカは聖なるもの、あるいは神なるものを指す語である。通常「グレート・スピリット」(偉大なる霊)と訳され、ときに「グレート・ミステリー」(偉大なる神秘)とも訳される。

ワカン・タンカは、あらゆるものに宿る力あるいは神聖さと解しうる。すべての生き物と物を、ワカン(「聖なる」)である、あるいはワカンの相を持つものとして描く。

なお本サイトの分類では、北米先住民の体系に含めて扱う。

概念

ラコタの人々の神学では、ワカン・タンカは十六の姿(トベ・トベ)からなるとされる。四つずつの四組で、上位から下位へと並べられ、太陽、空、大地、岩、そして月、風、白いバッファローの女性、雷といった存在が含まれる。十六でありながら一つなのであり、数の多さと一つであることとが両立しているのである。

ワカン・タンカは、人格を持つ唯一の創造神ではない。「グレート・スピリット」という訳語は、19世紀以降のキリスト教の枠組みに基づく理解である。「ワカン」は「聖なる」「計り知れない」を意味し、理解を超えたものがそのまま聖なるものとされる。「タンカ」は「大きい」を意味し、合わせて「大いなる聖なるもの」を表す。

儀礼

ラコタの七つの儀礼、すなわちパイプ、汗小屋、幻視の探求、太陽の踊り、霊を留める儀礼、少女の成人の儀礼、親族の契りの儀礼は、いずれもワカン・タンカにかかわっている。聖なるパイプをもたらし、七つの儀礼を教えたのは、ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマンとされる。

太陽の踊りの禁止

1883年、アメリカ政府は、太陽の踊りをはじめとする先住民の儀礼を禁じた。この禁止は、1978年にアメリカ・インディアン宗教自由法が定められるまで続いた。およそ百年のあいだ、儀礼は公に行うことができず、人目を避けて受け継がれてきた。今日の儀礼の復興は、その継承の上に成り立っている。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。ラコタにおいて、聖なるものを像に表すことはない。

関わる伝承

マニトウ、オレンダと同型の観念。ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマンが儀礼を伝えた。

文化的足跡

「グレート・スピリット」という語は、20世紀のポピュラー文化において北米先住民の宗教を代表する語として広まった。ただしその理解には、しばしば単純化が伴う。

なお北米先住民の伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。物語のうちには氏族や個人の所有物として扱われるものがあり、公開の場で語ることが適切でない場合がある。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q2745666 — 骨格データの出典