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宇賀神
PLATE — 宇賀神
YAMATO · 日本神話
宇賀神

宇賀神

うがじん · うかじん · 宇賀弁才天

竹生島宝厳寺の弁才天像。頭上に宇賀神を戴く/CC BY 2.5 CC BY 2.5

中世以降の日本で信仰された人頭蛇身の福神。出自は不明で、弁才天との習合のなかで案出された神との説がある。弁才天の頭上に小さく乗る姿で表され、その合一神を宇賀弁才天という。

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解説

概要

宇賀神(うがじん、うかじん)は、日本で中世以降信仰された神である。財をもたらす福神として信仰された。

神名の「宇賀」は、日本神話に登場する宇迦之御魂神——稲荷神の祭神——に由来するものと一般的には考えられている。仏教語で「財施」を意味する「宇迦耶」に由来するという説もある。

姿と出自

その姿は、人頭蛇身でとぐろを巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと諸説あり一様ではない。

もともとは宇迦之御魂神などと同様に、穀霊神・福徳神として民間で信仰されていた神ではないかと推測されているが、両者には名前以外の共通性は乏しく、その出自は不明である。蛇神・龍神の化身とされることもあった。

出自が不明で、経典では穀霊神としての性格が見られないことなどから、宇賀神は弁才天との神仏習合のなかで造作され案出された神との説もある。

弁才天との習合

この蛇神は比叡山延暦寺(天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合したとされ、この合一神は宇賀弁才天とも呼ばれる。

竹生島宝厳寺に坐する弁天像のように、宇賀神はしばしば弁才天の頭頂部に小さく乗る。その際、鳥居が添えられることも多い。

天台宗の偽経『仏説最勝護国宇賀耶頓得如意宝珠王陀羅尼経』などが、宇賀弁才天の典拠とされる。日本で作られた経典が、日本で作られた神を仏教の尊格に組み込んでいる。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、竹生島宝厳寺の弁才天像である。頭上に宇賀神を戴く。

人頭蛇身という造形が、この神を規定する。とぐろを巻く蛇の上に老翁の頭がある。蛇は水と豊穣の象徴であり、弁才天が水の女神であることと対応する。

弁才天の頭上に乗るという配置も特異である。神が仏の頭上にある——本地垂迹の通常の序列(仏が上、神が下)とは逆に見える。しかし宇賀神が弁才天の一部として造像されることで、両者は一体の尊格として扱われている。

関わる神格・伝承

弁才天と習合して宇賀弁才天となる。宇迦之御魂神(稲荷神)と名を共有する。

鎌倉市の宇賀福神社(銭洗弁天)では、宇賀神と弁才天が祀られ、境内の水で銭を洗うと増えるという信仰がある。

文化的足跡

宇賀弁才天は、江戸時代に福神として広く信仰され、七福神の弁才天の多くはこの宇賀弁才天の姿をとる。

なお日本の仏教と神道は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその尊格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q795080 — 骨格データの出典