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ティキ
PLATE — TIKI
OCEANIA · ポリネシア神話
TIKI

ティキ

ティイ · キイ · ヘイ・ティキ

Sémhur CC BY-SA 4.0

マオリ神話の最初の人間で、タネまたはトゥーが作った。転じて人型の彫刻、とりわけ翡翠の首飾りヘイ・ティキを指す。マルケサスでは創造神。20世紀北米の「ティキ文化」は西洋の想像である。

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解説

概要

ティキ(Tiki)は、マオリ神話において、トゥーマタウエンガあるいはタネによって作られた最初の人間である。池で最初の女マリコリコを見つけ、彼女に誘惑されて、ヒネ・カウ・アタアタの父となった。

転じて、ティキは木、翡翠(ポウナム)、あるいは石で作られた人型の彫刻を指す。マオリ語では通常、首に掛ける翡翠の首飾りヘイ・ティキをいう。

神話・物語

ニュージーランド南島西海岸の伝承では、最初の人間はタネが作った女で、通常ヒネ・アフオネと呼ばれる。他の伝えでは、タネが最初の男ティキを作り、次いで女を作る。

トゥーマタウエンガがティキを作ったとする版もある。人の子孫はトゥーのものであるから、というのがその理由である。

マルケサス諸島では、ティキは神であり、人間の創造者とされる。ティキの信仰はマルケサスで最も盛んで、石の巨像がティキの名で呼ばれる。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、マルキーズ諸島ヒヴァ・オア島のイイポナの遺跡にある、首長タカイイのティキ像である。

固有の古い図像として、マオリのヘイ・ティキがある。ヘイ・ティキは首を傾げ、手を腿に置き、大きな眼を持つ人型で、その姿が何を表すかについては、胎児説、祖先説、ヒネ・テ・イワイワ(出産の女神)説などが提出されてきた。

ティキと似た彫刻は、神格化された祖先を表すものとして、ポリネシアの大半の文化に見られる。聖なる場所の境界を示すために置かれることが多い。この語はタヒチ語のティイ、ハワイ語のキイと同源である。

最初の人間の名が、人型の彫刻一般の名になったという事態は、彫刻が人間の原型を表すという理解を示す。

関わる神格・伝承

作ったのはタネまたはトゥー。妻はマリコリコ、娘はヒネ・カウ・アタアタ。

ハワイの『クムリポ』では、最初の人キイがカーネとカナロアとともに生まれる。

文化的足跡

20世紀後半の北米で、「ティキ文化」と呼ばれる流行が起きた。ポリネシア風の装飾を用いたバーやレストラン、彫像を模した器などである。ポリネシアの諸文化を混合した西洋の想像であり、本来の宗教的な意味とは切り離されている。

日本語圏でも「ティキ」は主にこの流行を通じて知られ、最初の人間の名であることは意識されにくい。

なおマオリの信仰は、今日まで続く生きた伝統である。

なおポリネシアの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

TIKI
ティキ
ポリネシア神話
マリコリコ
配偶者
収載データなし
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TIKI
ティキ
ポリネシア神話
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マリコリコ
配偶者
収載データなし
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資料

Wikidata
Q13389032 — 骨格データの出典