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シニス
PLATE — ΣΊΝΙΣ
HELLAS · ギリシア神話
ΣΊΝΙΣ

シニス

ピテュオカムプテース · 松曲げ男 · Sinis

Bibi Saint-Pol (2007) PUBLIC DOMAIN

「松曲げ男」の異名をもつ怪力の盗賊。コリントスのイストモス地峡で、曲げた松に旅人を縛って跳ね飛ばし、あるいは引き裂いて殺していた。アテーナイへ向かうテーセウスに同じ方法で殺され、娘ペリグーネーはテーセウスの子メラニッポスを産んだ。

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解説

概要

シニス(Σίνις)は、ギリシア神話の人物である。別名ピテュオカムプテース(「松曲げ男」)。ポリュペーモーンとシュレアーの子、あるいはポセイドーンの子。ペリグーネーの父で、メラニッポスの祖父にあたる。

神話・物語

怪力の盗賊で、コリントスのイストモス地峡で旅人を襲った。松の木を地面まで曲げ、松がもとに戻らないよう旅人に押さえさせ、跳ね飛ばして殺した。あるいは旅人とともに松を押さえているときに手を離し、跳ね飛ばした。またあるいは二本の松を曲げて旅人の両足に縛りつけ、松がもとに戻るときに引き裂いた。

テーセウスはアテーナイへ向かう途上、ペリペーテースに次いでシニスを、それまで彼がしてきたのと同じ方法で殺した。

プルタルコス『テーセウス伝』によれば、娘ペリグーネーは逃げて野生のアスパラガスの茂みに隠れたが、テーセウスに見出され、メラニッポスを産んだ。その子孫イオクシダイはアスパラガスを焼かず敬ったという。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、テーセウスとシニスを描いた、紀元前490年から480年ごろのエルピニコスの画家によるアッティカの赤像式の杯の内側(ミュンヘン国立古代美術博物館蔵)である。

プルタルコスは、テーセウスが街道の悪人たちを、それぞれが用いてきた手口で罰したと記す。スケイローンは崖から、ケルキュオーンはレスリングで討たれた。

系譜と関係

父はポセイドーン(一説)、娘はペリグーネー、孫はメラニッポス。討ち手はテーセウス。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

フル系図ページを開く →
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資料

Wikidata
Q843335 — 骨格データの出典