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盤古
PLATE — 盘古
SINÆ · 中国神話・道教
盘古

盤古

盤古氏 · 盤古真人

『三才図会』(1607年頃、明代の木版画) PUBLIC DOMAIN

中国神話の創世神。三国呉の徐整によれば、鶏卵のような混沌のなかに生まれ、一万八千年のあいだ日ごとに背を伸ばして天地を押し隔て、死ぬとその体は風雲・雷・日月・山河・草木などに変じた。三国時代より前の文献には見えない。

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解説

概要

盤古(ばんこ、Pángǔ)は、中国神話における創世の神である。天地いまだ分かれぬ混沌のなかに生まれ、長い年月をかけて天と地を押し開き、みずからの死とともに、その体を万物へと変じたと伝えられる。世界を開き、みずからも世界となった創造神である。

神話・物語

盤古の神話を最も早く書きとめたのは、三国呉の徐整(じょせい)とされる。その『三五歴紀』は、天地が鶏卵のごとき混沌であったなかに盤古が生まれ、一万八千年ののち混沌が裂けて、澄んだ陽の気が昇って天となり、濁った陰の気が沈んで地となったと説く。盤古は日ごとに一丈ずつ背丈を伸ばし、天も地も同じだけ隔たって、ついに天は高く地は厚くなったという。

同じく徐整の作とされる『五運歴年記』は、盤古の死後の変容を語る。その息は風雲となり、声は雷霆(らいてい)に、左右の目は日と月に、四肢五体は山岳に、血は江河に、髪や髭は星辰に、皮毛は草木に、歯や骨は金石に変じ、体に湧いた虫までもが、風を受けて人になったという。

盤古の神話は三国時代より前の文献に見えないため、その出自をめぐっては、華南の苗(ミャオ)・瑤(ヤオ)らが祖とする犬の盤瓠の伝承に淵源を求める説などがある。天地を分かつにあたって、竜・鳳凰・麒麟・霊亀の四霊が盤古を助けたとする伝えも残る。

図像と象徴

盤古の図像は、巨人としてよりも、毛皮や木の葉をまとった小柄な姿で描かれることが多い。角を生やし、手に斧や鑿(のみ)を執って天地を斬り開く姿、あるいは陰陽の相わかれる卵を傍らに配する構図が知られる。本サイトが掲げるのは、明代の類書『三才図会』(1607年頃)の木版図である。

系譜と関係

盤古は、親をもたず混沌のなかに自ら生まれた神として語られる。後世の民間伝承では、天地を分かった盤古ののちに女媧が人をつくったとする創世の順序が語られ、宇宙の生成から人類の誕生へと物語が接がれた。

文化的足跡

「盤古が天地を開いて以来」という言い回しは、悠久の時のはじめを指す成語として中国語に定着した。盤古を祀る廟は、広東省花都の盤古王廟など各地にある。

なお道教と中国の民間信仰は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q245395 — 骨格データの出典
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Pangu — 図像カテゴリ