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ノトス
PLATE — ΝΌΤΟΣ
HELLAS · ギリシア神話
ΝΌΤΟΣ

ノトス

ノトス · アウステル · Notus

アテーナイの風の塔のノトスの浮彫/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

ギリシアの南風の神で、アストライオスとエーオースの子。晩夏と秋の熱風で作物を枯らし嵐をもたらす。今日のシロッコに対応する。アテーナイの風の塔では水瓶を傾ける若者として表される。

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解説

概要

ノトス(Notus)は、ギリシア神話における南風の神である。四方の風の神アネモイの一柱で、暁の女神エーオースと黄昏の神アストライオスの子である。

性格

ノトスは晩夏と秋の風であり、大嵐をもたらす者とされた。作物を枯らす熱風であり、また収穫の後の嵐をもたらす。

ヘーシオドス『神統記』は、ボレアース、ノトス、ゼピュロスを「神々から出た有益な風」とし、他の風——ティューポーンの子とされる突風——を有害なものとして区別する。

しかし実際の描写において、ノトスは破壊的である。『イーリアス』はノトスが山に霧をかけると歌い、『オデュッセイア』ではオデュッセウスの船を襲う。

エジプトとリビュアからの熱い南風は、地中海世界において最も恐れられた風であった。今日のシロッコに対応する。

四方の風

四方の風の神は、ボレアース(北)、ノトス(南)、エウロス(東)、ゼピュロス(西)である。うち北風と西風は神話に多く現れるが、南風と東風は名のみが記されることが多い。

アテーナイの「風の塔」(前1世紀)には、八方の風がそれぞれ擬人像として浮彫にされている。ノトスは水瓶を傾ける若者として表され、雨をもたらす風であることを示す。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、アテーナイの風の塔のノトスの浮彫である。

水瓶が、この神の象徴である。北風ボレアースが法螺貝を吹く老人として表されるのに対し、南風は水を注ぐ若者である。

関わる神格・伝承

父はアストライオス、母はエーオース。兄弟はボレアース、エウロス、ゼピュロス。

ローマではアウステルと呼ばれた。

文化的足跡

アテーナイの風の塔は、古代の気象観測と時計の建築として、今日もアゴラに残る。八つの風の擬人像は、風の神の図像として最もよく保存された作例である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q903273 — 骨格データの出典