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メツトリ
PLATE — MĒTZTLI
AZTECA · アステカ神話
MĒTZTLI

メツトリ

メツトリ · メストリ · Metztli

ボルジア絵文書のメツトリ CC0

ナワトル語で「月」を意味するアステカの月と夜と農夫の神。性別は資料により定まらず、月を意味する語がそのまま神名になっている。月の満ち欠けが農事の暦を定めるため農夫の神とされる。

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解説

概要

アステカ神話において、メツトリ(ナワトル語で文字どおり「月」)は、月、夜、そして農夫の神あるいは女神であった。

性別は資料によって定まらない。月を意味する語がそのまま神名になっており、独立した神格としての性格は薄い。

他の月の神格との関係

アステカにおいて、月に関わる神格は複数ある。

コヨルシャウキウィツィロポチトリに討たれて首を落とされ、月になったとされる女神である。テンプロ・マヨールの円盤の浮彫が名高い。

テクシステカトルは、第五の太陽の創造において火に飛び込むのをためらい、ナナワツィンに遅れて飛び込んだため、太陽ではなく月になった神である。神々が兎を投げつけて光を弱めたため、月には兎の影がある。

メツトリは、これらとは別に、月そのものを指す名である。

農耕との結びつき

農夫の神とされるのは、月の満ち欠けが農事の暦を定めるためである。播種と収穫の時期が、月の周期によって決められた。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ボルジア絵文書のメツトリである。

月を意味する語が神名になっているという点が、この神格を規定する。トナティウ(太陽)が太陽の神であるのと同じ構造である。

自然物の名がそのまま神の名であることは、アステカの神名に共通する特徴である。トラロック(雨)、エエカトル(風)、シパクトリ(ワニ)——いずれも事物の名である。

関わる神格・伝承

月の神格。コヨルシャウキ、テクシステカトルと月を共有する。

文化的足跡

日本語圏でこの名が挙げられることは少ない。アステカの月の神格を論じる文脈で、コヨルシャウキとともに言及される。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1876916 — 骨格データの出典