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フシャスラ・ワルヤ
PLATE — 𐬑𐬱𐬀𐬚𐬭𐬀 𐬬𐬀𐬌𐬭𐬌𐬌𐬀
PERSIA · ペルシア神話
𐬑𐬱𐬀𐬚𐬭𐬀 𐬬𐬀𐬌𐬭𐬌𐬌𐬀

フシャスラ・ワルヤ

クシャスラ・ワルヤ · シャフレワル · シャフリーヴァル

Classical Numismatic Group (CNG Coins) CC BY-SA 3.0

ゾロアスター教のアムシャ・スプンタの一柱。名は「望ましき王国」を意味し、アフラ・マズダーの理想の統治を神格化する。金属を守り、終末には熔けた金属で世界を浄めるとされる。

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解説

概要

フシャスラ・ワルヤ(アヴェスター語 xšaθra vairiia)は、アムシャ・スプンタの一柱である。名は「望ましき王国」あるいは「善き統治」を意味し、xšaθra はサンスクリットのクシャトラ(統治・支配)と同源。中期ペルシア語でシャフレワル、新ペルシア語でシャフリーヴァル。アフラ・マズダーの理想の統治が神格として立てられたものである。

敵対者は無秩序の魔神サルワ(サウルウァ)で、この名はインドの暴風神ルドラの別名シャルヴァに対応する。イランで魔神の側へ回された神格の一例である。

神話・物語

『ガーサー』の段階では、この霊は特定の被造物と結びついていない。金属の守護者とされるのは後代の文献においてで、その経緯は古いイランの宇宙観から説明されている。天空は最初の被造物であり、石でできていると考えられていた——『ヤスナ』30.5は天を最も硬い石と呼ぶ。青銅と鉄が知られるにつれて天は水晶、すなわち石でも金属でもあるものとして語られるようになり(『ヤシュト』13.2)、やがて金属一般との結びつきへ移った。この霊が後代に天空の神とされるのも同じ経路をたどる。

終末には熔けた金属の流れが地を覆い、義者にはあたたかい乳のように、不義者には灼熱として感じられて、世界が浄められると説かれる。統治と金属という二つの領分が、審判の場面で一つに結ばれる。

図像と象徴

イランの美術に固有の像は乏しいが、クシャーン朝の貨幣には銘によって同定できる作例がある。本サイトが主画像に掲げるフヴィシカ王の金貨は、裏面に兜をかぶり光背を負って正面を向き、長い柄の武器を執る神像を打ち、バクトリア文字で ÞΑΟΡΗΟΡΟ(シャオレオロ)と銘する。表面は、兜と鎖帷子をまとい笏を執る王の胸像である。抽象概念にすぎなかった霊が、王権の意匠のなかで武装した守護者の姿を与えられている。

系譜と関係

六柱の一で、伝統では男性として扱われる。暦では各月の第4日と年の第6月を司る。

文化的足跡

イラン暦の第6月シャフリーヴァルにその名が残る。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q4392498 — 骨格データの出典
Commons
Huvishka — 図像カテゴリ