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カーヴェ
PLATE — کاوه آهنگر
PERSIA · ペルシア神話
کاوه آهنگر

カーヴェ

カーヴェ · 鍛冶屋カーヴェ · Kaveh

雑誌『カーヴェ』の表紙(1916年、ベルリン発行のペルシア語誌) PUBLIC DOMAIN

暴君ザッハークへの民衆蜂起を導いた鍛冶屋。蛇に子を奪われて宮廷で王を罵り、革の前掛けを槍に掲げて人々を集めた。その前掛けは宝石で飾られてイランの王旗となった。イランとクルドの双方で圧政への抵抗の象徴とされる。

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解説

概要

鍛冶屋カーヴェは、イラン神話における人物であり、暴君ザッハークに対する民衆の蜂起を導いた。

シャー・ナーメ』において、その革の前掛けが反乱の旗となり、以後イランの王旗「カーヴェの旗」(デラフシュ・カーヴィヤーニー)となった。

物語

ザッハークは、両肩から生えた蛇に毎日二人の若者の脳を与えていた。

子を奪われる。 カーヴェは十八人の子のうち十七人を奪われた。最後の一人を求められたとき、ついに宮廷へ赴いた。

訴え。 ザッハークは民の支持を装うため、自らの善政を認める文書に署名を集めていた。カーヴェはこれを引き裂き、王を罵った。

旗。 宮廷を出たカーヴェは、自らの革の前掛けを槍の先に掲げ、民に蜂起を呼びかけた。

人々が集まり、フェリドゥーンを擁立してザッハークを倒した。

カーヴェの旗

フェリドゥーンは、カーヴェの前掛けを宝石で飾り、王旗とした。

デラフシュ・カーヴィヤーニー。 以後、イランの王朝はこの旗を用いたとされる。サーサーン朝の旗がこれにあたるという。

651年、アラブ軍がサーサーン朝を破ったとき、この旗は分割されたと伝えられる。

職人の前掛けが王旗になる。 民衆の蜂起の徴が、王権の象徴に転じる。

現代における位置

カーヴェは、イランとクルドの双方において、圧政への抵抗の象徴とされる。

ノウルーズとの結びつき。 クルドの伝統において、カーヴェの蜂起の日がネウロズ(ノウルーズ、新年)であるとされ、火を焚いて祝う。

この結びつきは、クルドの民族的なアイデンティティにおいて重要な位置を占める。

政治的な用法。 20世紀以降、イランとクルドの政治運動において、カーヴェの名と旗が繰り返し用いられてきた。

伝説の人物が、現代の政治的な象徴として機能している。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、雑誌『カーヴェ』の表紙である(1916年、ベルリンで発行されたペルシア語誌)。

関わる神格・伝承

ザッハークに抵抗した。フェリドゥーンを擁立した。

文化的足跡

イランとクルドの各地に、カーヴェの名を冠する通り、学校、団体がある。

なおゾロアスター教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその神格と伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1128478 — 骨格データの出典