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迦陵頻伽
PLATE — कलविङ्क
DHARMA · 仏教の尊格
कलविङ्क

迦陵頻伽

カラヴィンカ · 妙音鳥 · 好声鳥

薮本正啓 CC BY-SA 4.0

上半身が人、下半身が鳥の極楽浄土の生物。殻のなかから鳴きだし、その美しい声は仏の声の譬えとされる。礼拝対象ではなく浄土の荘厳として描かれ、雅楽の舞楽「迦陵頻」にも表される。

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解説

概要

迦陵頻伽(かりょうびんが、歌羅頻伽、羯羅頻伽とも)は、上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物。サンスクリットのカラヴィンカの音訳。迦陵頻、迦陵、頻伽とも略される。

『阿弥陀経』では、共命鳥とともに極楽浄土に住むとされる。

信仰

殻のなかにいるときから鳴きだすとされる。その声は非常に美しく、仏の声を形容するのに用いられ、「妙音鳥」「好声鳥」「妙声鳥」「美音鳥」とも意訳される。『大般若経』『首楞厳経』『菩薩瓔珞本業経』などの仏典において、仏の声の勝妙な様子を迦陵頻伽の鳴き声に譬える例がある。

日本では美しい芸者や花魁、美声の芸妓を指してこの名で呼ぶこともあった。

図像と象徴

一般に、迦陵頻伽の描かれた図像は浄土を表現していると理解され、同時に如来の教えを称えることを意図する。中国の仏教壁画などには人頭鳥身で表されるが、日本の仏教美術では、有翼の菩薩形の上半身に鳥の下半身の姿で描かれてきた。敦煌の壁画には舞ったり、音楽を奏でている姿も描かれている。

礼拝の対象として尊崇を受けることはほぼなく、浄土を描いた様子あるいは仏具を荘厳するために用いられることが多かった。中尊寺金色堂に伝わる金銅の華鬘(国宝)が迦陵頻伽を透かし彫りにするように、日本の浄土教美術の荘厳に繰り返し表された。

主画像は、現代の仏画師による迦陵頻伽図である。

系譜と関係

極楽浄土の鳥で、共命鳥と並ぶ。半人半鳥という点で緊那羅と混同されやすいが、別の存在である。ギリシアのセイレーンとも造形が似る。

文化的足跡

雅楽の舞楽「迦陵頻」は、鳥の羽を背負った童舞で、この鳥を表す。今日も四天王寺などで演じられる。

なお仏教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその尊格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q6373869 — 骨格データの出典