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韓湘子
PLATE — 韓湘子
SINÆ · 中国神話・道教
韓湘子

韓湘子

かんしょうし · 韓湘 · Han Xiangzi

韓湘子の図 PUBLIC DOMAIN

唐の文豪韓愈の甥孫にあたる八仙の一人。牡丹の花びらに「雪は藍関を擁して馬進まず」の句を書いて大叔父にあたる韓愈の左遷を予言し、実際に藍関の雪中で現れた。笛を吹く若者の姿で表される。

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解説

概要

韓湘子(かんしょうし、Hán Xiāngzǐ)は、中国の道教で信仰される八仙の一人である。唐の文人韓愈の甥孫(甥の子)韓湘がもとになったとされ、「子」は男子への敬称である。笛を吹く若者の姿で描かれる。

神話・物語

モデルとされる韓湘は実在の人物で、韓愈の甥韓老成の子として韓愈のもとで育ち、長慶年間(820年代)に進士に及第して官職に就いている。

伝説の原型は、9世紀の段成式『酉陽雑俎』に見える。韓愈の遠縁の若者が学問を好まず放浪していたが、あるとき牡丹の根に細工をして、花を思いのままの色に咲かせてみせた。花びらには「雲は秦嶺に横たわりて家何くにか在る、雪は藍関を擁して馬前まず」の句が浮かんでいたという。

この句は、韓愈自身の詩の一節である。819年、韓愈は憲宗が仏舎利を宮中に迎えようとしたのを諫める『論仏骨表』を奉ったため、怒りを買って南方の潮州に左遷された。その途上、秦嶺山脈の藍関(藍田関)に至ったときに雪に阻まれ、追ってきた甥孫の韓湘に宛てて詠んだのが『左遷せられて藍関に至り姪孫湘に示す』である。のちの伝説はこの詩を逆にたどり、仙人となった韓湘子が花びらに句を記して韓愈の左遷を予言し、藍関の雪のなかに現れて大叔父を救ったと語るようになった。

図像と象徴

笛を手にし、あるいは吹く若者の姿で描かれる。暗八仙の図案では、笛が韓湘子を示す。牡丹の花籠を伴うこともある。本サイトの主画像は、韓湘子を描いた図である。

系譜と関係

八仙の一。韓愈の甥孫。呂洞賓に導かれて仙人となったとも、鍾離権に学んだともいう。

文化的足跡

韓愈の『左遷せられて藍関に至り姪孫湘に示す』は、唐詩の名作として今日も広く読まれている。笛を吹く韓湘子は音楽の守り神ともされ、中国の伝統楽器の演奏者のあいだで信仰を集める。

なお道教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

韓老成
唐の韓愈の甥韓老成(十二郎)の子。韓愈の甥孫にあたる
韓湘子
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韓老成
唐の韓愈の甥韓老成(十二郎)の子。韓愈の甥孫にあたる
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資料

Wikidata
Q971072 — 骨格データの出典