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PLATE — ΓΑΛΆΤΕΙΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΓΑΛΆΤΕΙΑ

ガラテイア

ガラテア · ガラテーア · Galatea

ギリシア神話で「乳のように白い者」を意味する名。ポリュペーモスに愛されたネーレーイス、ピュグマリオーンの彫像、レウキッポスの母など、三人が知られる。

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解説

概要

ガラテイア(Γαλάτεια、「乳のように白い者」)は、ギリシア神話に現れる複数の女性の名である。

同名の人物が三人ほど知られており、系譜も物語も互いに異なる。

同名の女性たち

ネーレーイスの一人のガラテイアは、羊飼いのアキスを愛し、キュクロープスのポリュペーモスに恋された。嫉妬したポリュペーモスはアキスを岩で押しつぶし、ガラテイアはその血を川に変えた。オウィディウスの『変身物語』が語る筋である。テオクリトスの『牧歌』第11歌は、ポリュペーモスがこの女神への恋わずらいを歌によって癒そうとする場面を描き、恋の病に対する詩の効き目という主題を打ち出した。

キュプロスの彫刻家ピュグマリオーンが作り、アプロディーテーによって命を与えられた女性像も、ガラテイアの名で知られる。ただしこの名は古代の呼び名ではなく、後の時代に与えられたもので、オウィディウスの原典では、この像に名はない。

スパルトーンの子エウリュティオスの娘のガラテイアは、家柄はよいが貧しいランプロスに嫁いだ。身ごもったとき、ランプロスは男の子を望み、女の子であれば捨てよと命じた。夫の留守中に女の子を産んだガラテイアは、占い師の助言と自分の見た夢に従って、赤子を男の子だと偽り、レウキッポスと名づけた。子が成長するにつれて隠しきれなくなったため、ガラテイアはレートーの聖所へ行き、娘を男の子に変えてくださるよう祈った。レートーは母と娘を哀れに思い、レウキッポスを本当に男の子にしたという。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。ネーレーイスとしてのガラテイアを描いた作例は多いが、いずれも近世以降のものである。

名が意味する「乳のように白い」は、海の泡の白さに由来するとも、その名にふさわしい肌の白さを指すとも解される。ネーレーイスの名の多くが海の様態を表す語から作られており、この名もその系列に属する。

同じ名が彫像に与えられたことは、後世の受容における混同の産物である。ラファエロの《ガラテアの勝利》(1512年)が描くのは海のニュンペーであり、ジャン=レオン・ジェロームの《ピュグマリオンとガラテア》(1890年)が描くのは彫像である。同じ名で呼ばれる二人が、美術史上まったく別の主題を形づくっている。

関わる神格・伝承

ネーレーイスとしてはネーレウスとドーリスの娘。ポリュペーモスとアキスの物語に属する。

なお、ガラテイアという名を持つ人物が複数いることについては、アイグレーやクレオパトラーの項でも同種の事情を扱っている。ギリシア語の形容詞をそのまま人名にする慣行が、同名の重複を生んだ。

文化的足跡

「ピュグマリオン効果」という心理学の用語、そしてバーナード・ショー『ピグマリオン』(1913年)——のちの『マイ・フェア・レディ』——は、いずれも彫像としてのガラテイアの物語に発する。

ハイドン『アキスとガラテア』、ヘンデル『エイシスとガラテア』は、ネーレーイスの物語を扱う。同じ名の二人が、それぞれ別の系譜で近代の芸術に受け継がれた。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承/点線=異伝・別系統。

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資料

Wikidata
Q12094023 — 骨格データの出典