コーンスス
コンスス · Consus
穀物を蓄える地下の神。祭壇はキルクス・マクシムスの地下にあり、年に数回だけ掘り出された。祭コーンスアーリアで馬が休み競馬が行われ、この日にロームルスがサビニの女たちを略奪した。
解説
概要
古代ローマの宗教において、神コーンスス(Consus)は穀物の守護者であった。穀物の種によって表された。祭壇はキルクス・マクシムスの最初の折返し標のところにあり、地下にあったか、あるいは他の資料によれば土で覆われていて、8月21日と12月15日の二回のコーンスアーリア祭と、神官が犠牲を捧げる7月7日に掘り出された。それゆえ地下の神であった。
クゥイリーヌスの神官(フラーメン・クゥイリーナーリス)とウェスタの処女がその儀礼を司った。
語源
コーンススの名の語源は不確かである。エトルリアかサビニの起源かもしれない。古代の民間語源では、「蒔く」を意味するラテン語コンセレレと結びつけられた。「助言」を意味するコンシリウムと結びつける説もあり、コーンススを助言の神とする解釈がそこから生じた。
コーンスアーリア祭
コーンスアーリアでは馬と騾馬が休み、花で飾られた。競馬が行われ、この日にロームルスがサビニの女たちを略奪したとされる。祭に招かれたサビニ人が競技に気を取られているあいだに、ローマの若者が女たちをさらったという。
つまり、ローマの最初の婚姻——サビニの女たちの略奪——は、コーンススの祭の日に起きた。穀物を蓄える神の祭が、都市が女を得る日に選ばれている。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。地下の祭壇が、この神の唯一の表現であった。
地下に埋められた祭壇が、この神を規定する。穀物を地下の倉に蓄える行為が、神の祭壇を土で覆うという儀礼に写されている。年に数回だけ掘り出される祭壇は、収穫と播種の時期に対応する。
関わる神格・伝承
穀物の神としてケレースと職能が近い。ロームルスのサビニ略奪と結びつく。
オプス——サートゥルヌスの妻で豊穣の女神——の祭オピコンシーウィアが8月25日にあり、コーンスアーリアと対をなす。
文化的足跡
キルクス・マクシムスの地下祭壇は、ローマの最も古い聖所の一つとされ、競馬場の起源と結びつけられた。