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PERSIA · ペルシア神話
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チスター

チスタイヤー · チシュター · Cistā

ゾロアスター教のヤザタで、知恵と知識と洞察を司る女神。ヤシュト第16が捧げられ、ウルスラグナとともにミスラの主要な随伴者に数えられる。

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解説

概要

チスター(アヴェスター語 cistaiiā̊)は、知恵・知識・洞察にもっとも近く結びつくゾロアスター教のヤザタである。名は「気づく」「理解する」を意味する動詞 cit- の女性形の分詞に由来し、「気づかれた」「目に留まる」を原義とする。知ることを、内から発するものではなく、目に留まることとして捉える語である。

神話・物語

ヤシュト第16がこの女神に捧げられ、ミフル・ヤシュト(『ヤシュト』10.126)にも名が現れる。同じミフル・ヤシュトの10.70では、勝利の神ウルスラグナとともに、ミスラの主要な随伴者に数えられる。契約の神が、勝利と洞察を左右に従えている構図である。契約を守らせるには、破りを見抜く目と、破った者を打つ力がいる——両者を随伴させる配置は、その二つの要請に対応している。

『ガーサー』と『ヤスナ・ハプタンハーイティ』にかぎって用いられる行為名詞チスティ(「直観」「思念」)があり、この語彙圏との関係が指摘されてきた。ただし名の直接の語源は確定していない。

ザラスシュトラの末娘の名はポウルチスター(「多くの人に気づかれる者」、あるいはきわめて賢く物を知る者の意)で、同じ語根に発している。

図像と象徴

この女神を表した像は伝わらない。知恵を司る神格が造形を得なかったことは、ミスラのように王権と結びついた神格が繰りかえし刻まれたのと対照をなす。

系譜と関係

ミスラの随伴者。信仰と良心を司るダエーナーとは領分が近いが、ダエーナーが人の行いの現れであるのに対し、チスターは知ることそのものを司る点で分かれる。

文化的足跡

1981年に数学者・社会活動家パルヴィーズ・シャフリヤーリーが創刊したイランの文化誌『チスタ』は、この女神の名にちなむ。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q116814566 — 骨格データの出典