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PLATE — KAWILLAKA
INCA · インカ神話
KAWILLAKA

カウィリャカ

カウィリャカ · カビリャカ · Cahuillaca

『ワロチリ写本』の処女の女神。ルクマの実に入れられたクニラヤの精を食べて身ごもり、子が這って乞食の姿の父を選んだのを恥じて海へ走り、パチャカマック沖で子とともに二つの岩になった。実在の島が物語の証拠とされる。

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解説

概要

カウィリャカは、17世紀初めにペルーのワロチリ地方で書き留められた先住民の伝承集『ワロチリ文書』に登場する、処女の女神である。多くの神々の求婚を拒んでいたが、神クニラヤが精を込めた木の実を食べて身ごもった。生まれた子に父を選ばせたところ、子はみすぼらしい姿のクニラヤのもとへ這っていき、それを恥じたカウィリャカは子を抱いて海に入り、母子は二つの岩になったという。

なお本サイトの分類では、インカ/アンデスの体系に含めて扱う。

木の実から身ごもる

カウィリャカは美しい女神で、多くの神々に求婚されたが、すべて拒んでいた。いつもルクマの木の下で機を織っていた。神クニラヤは鳥に姿を変えて木に登り、ルクマの実に自らの精を込めて落とした。カウィリャカはその実を食べ、身ごもった。

父を選ぶ子

九か月後、子が生まれた。一年ほどたって子が這うようになると、カウィリャカは神々を集め、「この子の父は名乗り出よ」と告げたが、誰も名乗り出なかった。そこで子を地面に置くと、子は這っていって、乞食のような姿をしたクニラヤのもとへたどり着いた。父親を子自身が示したのである。カウィリャカは、そのみすぼらしい男が父であることを恥じ、子を抱いて海へ走った。クニラヤは後を追ったが、カウィリャカはパチャカマックの沖で海に入り、母子は二つの岩になったという。

女神は罰を受けたのではなく、自ら恥じて逃れ、石になった。相手を見た目で判断したことが、その結末を招いたのである。

パチャカマックの島

リマの南にあるパチャカマックの遺跡の沖には、二つの小さな島がある。これが、カウィリャカとその子が姿を変えた岩とされる。実際にある地形が、物語の証として示されているのであり、アンデスの神話によく見られる形である。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

関わる神格・伝承

クニラヤに欺かれ、パチャカマックの沖の島となった。

文化的足跡

パチャカマックは、アンデスで最大級の巡礼地であった。今日は考古学公園として公開されている。

なおアンデスの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q121933500 — 骨格データの出典