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アルクメーネー
PLATE — ἈΛΚΜΉΝΗ
HELLAS · ギリシア神話
ἈΛΚΜΉΝΗ

アルクメーネー

アルクメネ · アルクメーナ · エーレクトリュオーネー

ポンペイ・ウェッティ家の壁画《蛇を絞め殺すヘーラクレース》/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

ヘーラクレースの母。ゼウスが夫アンピトリュオーンの姿をとり、夜を三倍に延ばして交わった。同じ日に人の子イーピクレースも孕まれ双子として生まれた。ヘーラーが出産を遅らせたためヘーラクレースはエウリュステウスに仕えることになった。

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解説

概要

ギリシア神話において、アルクメーネー(Alcmene、「怒りに強き者」の意)はアンピトリュオーンの妻であり、彼とのあいだにイーピクレースとラーオノメーをもうけた。

しかし最もよく知られるのは、ヘーラクレースの母としてであり、その父はゼウスであった。エーレクトリュオーンの娘として、エーレクトリュオーネーの父称でも呼ばれた。

神話・物語

ゼウスの訪れ。 夫アンピトリュオーンが戦に出ているあいだ、ゼウスは夫の姿をとってアルクメーネーのもとを訪れた。ゼウスは夜を三倍に延ばし、その一夜にヘーラクレースが孕まれた。

翌日、本物のアンピトリュオーンが帰還して妻と交わり、イーピクレースが孕まれた。同じ日に孕まれた二人の子——一人は神の子、一人は人の子——が、双子として生まれた。

出産の妨害。 ゼウスは「今日生まれるペルセウスの裔が王となる」と宣言した。ヘーラーはこれを聞き、出産の女神エイレイテュイアに命じてアルクメーネーの出産を遅らせ、代わりにエウリュステウスを早く生まれさせた。それゆえヘーラクレースはエウリュステウスに仕えることになる。

エイレイテュイアが脚を組み指を組んで座り、呪術で出産を止めていたところ、侍女ガランティスが「生まれた」と嘘をついた。女神が驚いて手を解いた隙に、ヘーラクレースが生まれた。ガランティスは罰としてイタチに変えられた。

死後。 ヘーラクレースの死後、アルクメーネーはその子らとともにエウリュステウスに追われた。老いて死んだのち、ゼウスがヘルメースに命じて遺体を運ばせ、幸福の島へ送ったという。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ポンペイのウェッティ家の壁画《蛇を絞め殺すヘーラクレース》である。ゆりかごの傍らにアルクメーネーとアンピトリュオーンが描かれる。

一夜に二人の父を持つという構造が、この人物を規定する。神の子と人の子が同時に胎内にあり、双子として生まれる。

関わる神格・伝承

夫はアンピトリュオーン、子はヘーラクレースとイーピクレース。孫はイオラーオス

文化的足跡

プラウトゥス『アンピトルオー』は、ゼウスが夫に化けて訪れる場面を喜劇として扱った。以後、モリエール、クライスト、ジロドゥーが同じ主題を扱い、西洋演劇の主要な題材となった。

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領分・別名

親・配偶者・子までを表示(全体はフル系図ページへ)。実線=主要伝承点線=異伝・別系統

ἈΛΚΜΉΝΗ
アルクメーネー
ギリシア神話
ἩΡΑΚΛΗ͂Σ
ヘーラクレース
HERCULES
ヘルクレース
収載データなし
ἈΛΚΜΉΝΗ
アルクメーネー
ギリシア神話
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資料

Wikidata
Q190543 — 骨格データの出典