円盤に一対の翼を添えた意匠。古代エジプトでベフデトのホルスの標識として現れ、前2千年紀のうちにレヴァント、アナトリア、メソポタミアへ広がった。新アッシリアの浮彫や印章では、円盤の中に羽衣をまとって弓を引く神像を配する型が発達し、王の頭上に浮かぶ姿でしばしば表される。この人物を国家神アッシュルとみる説が広く行われてきたが、太陽神シャマシュとみる説、円盤そのものは別の神格の標識であるとみる説もあり、決着していない。アケメネス朝ペルシアのファラヴァハルも同系統の意匠を引き継いでいる。
GLOSSARIUM · WINGED SUN DISK