円環に上半身の人物を載せ、左右に大きく翼を広げた形の意匠。アケメネス朝のペルセポリスやナクシェ・ロスタムの王墓に刻まれ、今日ではゾロアスター教とイラン文化を代表する図像として広く用いられる。原型は古代オリエントの有翼日輪で、新アッシリアの浮彫を経てイランに入った。名は中期ペルシア語フラワフルに由来し、通例フラワシの表現と説明されるが、アフラ・マズダーの像とする説、王に宿る光輝フワルナフとする説もあって定説はない。この名で呼ばれるようになったこと自体が近代の産物である。
GLOSSARIUM · FARAVAHAR