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PLATE — TOYOL
SOUTHEAST_ASIAN · 東南アジアの神話
TOYOL

トヨル

トヨル · トゥユル · Toyol

インドネシアとマレーの民間伝承の死んだ幼児の霊で、呪術師が死産や流産の胎児の霊から作り瓶で飼う。夜に他人の家から金を盗んで主人に運び、急に豊かになった家はこれを飼っていると疑われた。主人は足の親指から血を吸わせ、玩具と菓子で機嫌を取らねばならない。

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解説

概要

トヨル(トゥユルとも)は、東南アジアのインドネシアやマレーの民間伝承に語られる、死んだ幼子の霊である。呪術師が死産や流産の胎児の霊から作り出して瓶に入れて飼うとされ、夜になると他人の家に忍び込んで金を盗み、主人のもとへ運ぶ。急に豊かになった家は、トヨルを飼っているのではないかと疑われた。

信仰

トヨルは、死産や流産で亡くなった胎児の霊から作られるとされる。ドゥクン、パワン、ボモなどと呼ばれる呪術師が儀礼によって霊を呼び出し、瓶に入れて飼うのである。

トヨルを飼う主人は、自らの血を与えなければならず、足の親指から吸わせるとされる。子供であるから、玩具や菓子を与えて機嫌をとる必要もある。トヨルを飼う女性は、その母のように振る舞う。一度飼いはじめると、手放すのは難しい。家に鏡やビー玉、鋭いものを置いておけば、トヨルはそれに気を取られて盗みを忘れるという。

マレーシアやインドネシアでは、今日もトヨルによる盗みの訴えが報じられることがある。「トヨルを封じ込めた瓶」が警察や博物館に持ち込まれた例もある。こうした訴えが、特定の人への疑いや争いを生むこともある。

図像と象徴

大きな目と尖った耳をもち、緑や灰色の肌をした、裸の小さな子供の姿で思い描かれる。本サイトは主画像を掲げない。

系譜と関係

他家の富を運ぶ霊として、リトアニアのアイトヴァラスやセルビアのツィカヴァツと並べられる。マレーの使い魔ハントゥ・ラヤとも並べられる。

文化的足跡

トヨルは、マレーシアやインドネシアのホラー映画にしばしば登場する。

なお東南アジアの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q7475946 — 骨格データの出典