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ランガナーヤキー
PLATE — RANGANAYAKI
BHARATA · ヒンドゥー神話
RANGANAYAKI

ランガナーヤキー

ランガナーヤキー · ターヤール · Ranganayaki

Harizen20 CC BY-SA 4.0

シュリーランガムの寺院の主となる女神で、ランガナータ(ヴィシュヌ)の第一の妃、ラクシュミーの一つの姿。行列用の像が決して聖所の外に出ず、夫の像が訪ねてくることから「敷居を越えない妻」と呼ばれる。年に一度パングニ・ウッティラムに夫と並ぶ。

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解説

概要

ランガナーヤキー(「ランガナータの妃」)は、南インドのシュリーランガムにあるランガナータスワーミ寺院の主となる女神で、「母」を意味するターヤールの名でも呼ばれる。寺院の本尊ランガナータ(ヴィシュヌ)の第一の妃で、ラクシュミーの一つの姿とされる。ランガ・ナーチヤール、ペリヤ・ピラーッティの称号もある。ヒンドゥーの体系に含めて扱う。

信仰

ランガナーヤキーは、シュリーランガムの人々とヴィシュヌ派の信者に崇められる。シュリーヴァイシュナヴァの伝統では、ランガナータと等しい存在とされ、神の夫婦への礼拝の手段であり目的でもあると考えられている。巡礼者はランガナータを参拝したあと、すぐにランガナーヤキーの祠を訪れるのがならわしである。

ふつうの寺院では、祭の行列で女神が神の傍らに並ぶが、ランガナーヤキーの行列用の像は決して聖所の外に出ない。シュリーランガムでは、ランガナータの行列用の像が信者に担われて女神の聖所を訪れ、夫が愛する妻のもとを訪ねる姿を表す。このためランガナーヤキーは「パディ・ターンダー・パッティニ」(敷居を越えない妻)と呼ばれる。年に一度、タミル暦パングニ月のウッティラム星の日に、ランガナータとランガナーヤキーの行列用の像が一日だけ並び、この参拝はセールティ・セーヴァイ(ともにある奉仕)と呼ばれる。

聖所の像

ランガナーヤキーの聖所には、二体の本尊と一体の行列用の像がある。14世紀に北インドのスルターン朝の軍が寺院を襲ったとき、行列用の像は聖所近くのビルヴァの木の下に埋められ、本尊は壁で覆い隠された。略奪ののちも像は見つからず、祭司は急ぎ新しい本尊を作らせた。のちに女神が信者の夢に現れて行列用の像のありかを告げ、像は掘り出されて再び祀られた。壁も取り除かれ、元の像と新しい像がともに崇められている。土地の信仰では、元の像がシュリーデーヴィー、新しい像がブーデーヴィーを表すとされる。

図像と象徴

ふつうのラクシュミーの姿と同じく、手に蓮の花を持ち、蓮華座に坐す姿で表されるが、シュリーランガムでは髪を左側で束ねて結い上げた珍しい髪型をしている。主画像は、ランガナーヤキーを描いた図である。

系譜と関係

ランガナータの第一の妃で、ラクシュミーの一つの姿とされる。パラーシャラ・バッタルの讃歌『シュリー・グナラトナ・コーシャム』はこの女神に捧げられている。

なおヒンドゥー教は今日も信仰されている生きた宗教であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q7292630 — 骨格データの出典