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ポルトゥーヌス
PLATE — PORTUNUS
ROMA · ローマ神話
PORTUNUS

ポルトゥーヌス

ポルトゥヌス · Portunus

ローマ・フォルム・ボアリウムのポルトゥーヌス神殿(前1世紀)/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

ローマの鍵と扉と港の神。もと穀倉の守護神で、門と港の語の連想から港の神になった。祭では鍵が火に投げ込まれた。フォルム・ボアリウムの神殿は最もよく保存されたローマ神殿の一つ。パライモーンと同一視。

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解説

概要

ポルトゥーヌス(Portunus)は、古代ローマの鍵、扉、家畜、港の神であった。もとは穀物を蓄える倉庫を守ったのかもしれないが、のちに港と結びつけられた。おそらくポルタ「門、扉」とポルトゥス「港」——海への「門」——の民間の連想によるか、ポルトゥスの意味の拡張による。ポルトゥーヌスはのちにギリシアのパライモーンと混同された。

祭祀

8月17日に祝われる祭はポルトゥナーリアで、ローマの年中行事のなかでは小さな行事であった。この日、鍵が幸運のためにきわめて厳粛で陰鬱な作法で火に投げ込まれた。持物は鍵であり、主要な神殿はフォルム・ボアリウムにあった。

ポルトゥーヌスは十五人の神官(フラーメン)を持つ神の一つであり、フラーメン・ポルトゥナーリスが祭祀を司った。この神官は、クゥイリーヌスの神殿にある武器に油を塗る役目も負っていた。

神話・物語

ウェルギリウス『アエネーイス』第5巻では、アンキーセースの葬礼競技の舟競争において、ポルトゥーヌスがクロアントゥスの舟を押して勝たせた。

ギリシアのパライモーン——イーノーの子メリケルテースが海に投げ込まれて神になったもの——と同一視され、その神話を借りた。ローマの土着の神が、ギリシアの海の神の物語を得た例である。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ローマのポルトゥーヌス神殿である(前1世紀)。フォルム・ボアリウムに残る、最もよく保存されたローマの神殿の一つである。

鍵という持物が、この神を規定する。扉を開閉する鍵が、穀倉の扉から港の門へと意味を広げた。港とは、海に対する扉である。

ポルトゥーヌス神殿は、9世紀にキリスト教の聖堂に転用されたことで破壊を免れ、ローマ共和政期の神殿建築の姿を今日に伝える。

関わる神格・伝承

パライモーンと同一視される。ヤーヌスと扉の神という職能を共有する。

文化的足跡

ポルトゥーヌス神殿は、ローマの古代建築の教科書的な作例として、建築史において繰り返し参照される。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q3399586 — 骨格データの出典