PLATE — ΟΥ̓́ΡΕΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΟΥ̓́ΡΕΑ
ウーレア
ウレア · ウーロス · Ourea
ヘーシオドス『神統記』でガイアが原初に生み出した「山々」の神。複数形であり、地形そのものの神格化にとどまる。ウーラノスとポントスの兄弟にあたる。
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解説
概要
ウーレア(Oὔρεα、単数形ウーロス)は、ギリシア神話に登場する山の神である。ウーレアとは「山々」の意味で、山を擬人化した原初の神にあたる。
ヘーシオドス『神統記』では、ガイアが原初に生み出した子である。
神話・物語
ヘーシオドスはこう歌う——ガイアは、丘に住むニュンペーたちの優美な社交の場となるべく、延々と続く丘陵を生み出した。
ガイアは交わりなしに、まずウーラノスを、次いでウーレアを、そしてポントスを生んだ。天と山と海——世界の基本的な構成要素が、大地から単独で生じたという構成である。
固有の物語は伝わらない。この神が現れるのは、この一行のみである。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
複数形であることが、この神の性格を示している。ウーレアは「山々」であり、個々の山ではない。地形そのものが神格化されており、擬人化はほとんど進んでいない。同じくガイアの子であるウーラノスやポントスが物語を持つのに対し、ウーレアは名を与えられただけである。
廣川洋一や中務哲郎の『神統記』日本語訳は、「ウーレア」ではなく「山々」と訳している。神名として扱うか普通名詞として扱うかの判断が、訳者によって分かれる。
関わる神格・伝承
母はガイア。兄弟はウーラノスとポントス。
個々の山を人格化した神格は別に存在する。トモーロス、ヘリコーン、キタイローンなど、各地の山がそれぞれ神として語られる。ウーレアはそれらの総称にあたる。
文化的足跡
日本語圏でこの名が挙げられることはまずない。『神統記』の冒頭の系譜において、天と海のあいだに一語だけ置かれている。
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領分・別名
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資料
Wikidata
Q1191947 — 骨格データの出典