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オサニン
PLATE — Ọ̀SANYÌN
AFRICA · アフリカ神話
Ọ̀SANYÌN

オサニン

オサニン · オサイン · オサニャン

オサニンの図 CC0

ヨルバの薬草と癒しのオリシャで、片目・片腕・片脚の姿で表される。森のすべての薬草を知りその用い方を独占する。瓢箪に納めていた薬草はオヤの風で地に散り、他のオリシャも得たが、正しい用い方はこの神だけが知る。

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解説

概要

オサニン(オサイン、オサニャンとも)は、ヨルバの宗教における薬草と癒しのオリシャである。

森のすべての薬草を知り、その用い方を独占する。いかなる癒しも、この神の許しなしには成らない。

なお本サイトの分類では、アフリカの体系に含めて扱う。

姿

オサニンは、片目、片腕、片脚の姿で表される。

なぜ半身であるかについては、複数の伝承がある。シャンゴとの争いで失ったとする説、生まれつきであるとする説、そして薬草の知識を独占するために自ら損なったとする説である。

声は甲高く、鳥のようであるという。

不完全な身体を持つ者が、完全な知識を持つという構成である。

薬草の独占

伝承によれば、はじめオサニンはすべての薬草を瓢箪に納め、誰にも渡さなかった。

シャンゴの妻オヤが風を起こして瓢箪を倒し、薬草が地に散った。これによって、他のオリシャたちも薬草を得たという。

知識が独占から共有へ移る物語である。ただしオサニンだけが、それぞれの薬草の正しい用い方を知っている。

祭祀

ヨルバの薬師(オニシェグン)と、イファの占い師(ババラウォ)が、オサニンに祈る。

薬草を採るとき、まず森でオサニンに許しを乞う。植物を摘む前に、その名を呼び、対価としてコーラの実や貨幣を置く。

森から取るとき、その主に断らねばならないという観念は、マヤのユム・カシュとも共通する。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、オサニンの図である。

鉄の杖の上に鳥を配した祭具(オポン・オサニン)が、この神の象徴である。中央に大きな鳥、周囲に小さな鳥が並ぶ。

関わる神格・伝承

オヤに瓢箪を倒された。イファの占いと結びつく。

キューバのサンテリアではオサインとして、ブラジルのカンドンブレではオサニアとして祀られる。

文化的足跡

ヨルバの薬草知識は、大西洋奴隷貿易とともにアメリカ大陸へ渡り、カリブ海と南米の民間医療に影響した。

なおこれらの宗教は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1673595 — 骨格データの出典