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イツトラコリウキ
PLATE — ITZTLACOLIUHQUI
AZTECA · アステカ神話
ITZTLACOLIUHQUI

イツトラコリウキ

イツトラコリウキ · 曲がった黒曜石の刃 · Itztlacoliuhqui

ボルジア絵文書のイツトラコリウキ/CC BY-SA 4.0 CC BY-SA 4.0

アステカの霜の神で、生命を失った物質を表す。もと明けの明星の神トラウィスカルパンテクートリだったが、動かぬ太陽に矢を射て射返され、目を布で覆われて霜の神になった。目を覆う姿は無情と公平の双方を表す。

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解説

概要

アステカ神話において、イツトラコリウキは霜の神である。また、生命を失った状態の物質を表す。

ナワトル語の名イツトラコリウキは、通常「曲がった黒曜石の刃」と英訳される。J・リチャード・アンドリューズは、これは誤訳であり、正しくは「すべてが寒さによって曲げられた」あるいは「植物を殺す霜」と解すべきだと論じる。

起源

伝承によれば、イツトラコリウキはもとトラウィスカルパンテクートリ——明けの明星の神——であった。

第五の太陽が創られたとき、太陽トナティウは動くことを拒み、神々の血を求めた。トラウィスカルパンテクートリはこれに怒り、太陽に矢を射た。

しかし矢は届かず、太陽が射返した矢がその頭を貫いた。以後、彼は目を布で覆われ、霜と寒さと石の神イツトラコリウキとなった。

光の神が霜の神になる。 明けの明星は夜明け前の最も寒い時刻に輝く。星と霜の結びつきが、この変身の背後にある。

職能

罪と罰。 イツトラコリウキは、罪と罰、そして無情の神でもある。目を覆われていることから、盲目の正義——見ずに裁く——と結びつけられた。

姦通を犯した者の裁きにおいて、この神の名が呼ばれた。

曲がった黒曜石の刃。 その頭には、曲がった黒曜石の刃の意匠がある。名の由来である。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、ボルジア絵文書のイツトラコリウキである。

目を覆われた姿が、この神を規定する。見えないことが、無情と公平の双方を表す。

西洋の正義の女神が目隠しをするのと同じ図像的な発想であるが、両者に系譜関係はない。

関わる神格・伝承

トラウィスカルパンテクートリの変じた姿。トナティウに射られた。

暦において、第十二のトレセナ「一のクエツパリン(蜥蜴)」を支配する。

文化的足跡

日本語圏でこの名が挙げられることは少ない。アステカの第五の太陽の創造を論じる文脈で言及される。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q662067 — 骨格データの出典